コロナ禍の中、今ほとんど結婚式は延期か中止にならざるを得ません。人が集まることを良しとしていませんから、仕方ない状況です。
そんな中、「オンライン結婚式」を提案している式場があります。東京の東郷記念館です。
新郎新婦はきちんと結婚式の服装に整え、会場でスタンバイします。
参加者はそれぞれ自宅にいながら、会場の新郎新婦の模様を動画で見ることができます。
一方、新郎新婦のほうは会場で大型スクリーンに映し出された参加者の顔を見ながら、食事をすすめることができます。
ここでポイントは参加者の自宅に「東郷 ハレの日御膳」という料理が届けられることです。同じ料理を同時進行でいただくことで離れていても一体感を感じることができるのです。
面白い提案ですね。コロナ禍で結婚式を予定されていた方々が変更を余儀なくされている状況の中、少し形は変わるものの親戚や友人などにお披露目ができるというのは素晴らしいことです。女性にとって花嫁衣裳を着るというのも特別な思いがあると思いますので、その機会が失われないようにするという意味でもいい試みだと思います。
また、入院されていたり遠方で通常なら出席できない高齢の方も気軽に参加することができ、コロナの問題が収まった後でも、リモートウェディングという選択肢も定着する可能性があります。
新しい生活様式という変化の中で、新しいビジネスが生まれてきます。