舘祐司の気ままなブログ

カテゴリ: ゴルフ

2021年4月12日日本時間午前8時、歴史的な瞬間を見ることができた。
アメリカジョージア州 オーガスタ・ナショナルGCにおいて松山英樹選手がマスターズで優勝したのだ。日本人として初めていやアジア人で初の快挙となったのだ。
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最後のパターをカップに沈めた後、周りのパトロンからの歓声に静かに笑顔で答えた。日本の実況席は「松山英樹、マスターズを勝ちました!」と感極まった声は震えていた。なんとか振り絞って喋ろうとするが声が出てこない。解説を担当していた中嶋常幸さんは「すいません・・・」と言って言葉が出ず男泣きをしているようだった。ゲスト解説の宮里優作さんも「本当にこんな日が来るなんて・・」と言い涙声だ。おそらく放送席は皆泣いていたと想像できる。思わずこちらも目頭が熱くなった。まさか本当に日本人選手のマスターズ優勝シーンを見ることができるとは・・・宮里さんと同じ思いだ。

松山選手の初日は69と3アンダー2位といいスタートを切った。しかしジャスティン・ローズは65と4打差をつけて単独首位に立つ。松山は2日目71と伸ばすことができずに6位と後退する。トップはローズが守っていた。昨年11月に行われたマスターズで20アンダーとぶっちぎり優勝したダスティン・ジョンソンがまさかの予選落ちで波乱の展開だ。しかし3日目松山はパット、ショットも絶好調、65と爆発する。そしてローズを抜き単独トップに立った。最終日前半はなかなかチャンスは訪れず我慢のゴルフ、パーセーブをするのがやっとのプレーが続く。そして8番でようやくバーディーを取ると続く9番もバーディーでいよいよ後続を突き放しにかかる。
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バックナインに入り13番でバーディーを取り、一時は2位と5打差をつけ優勝は濃厚かと思われたが、同じ組のシャウフェレに連続バーディーでジワジワ差を詰められる。松山は15番で奥の池に入れてボギーを打ち一気に2打差まで縮まってしまう。この時は本当に神に祈る思いだった。しかし、そのシャウフェレも16番で池に入れトリプルボギーで完全に脱落した。オーガスタには魔物や女神がいると言われるがどちらに好かれるのか本当にわからない。結局2位は初出場のザラトリスが9アンダーでホールアウト、松山は2打差で最終ホールを迎える。18番のティーショットをドライバーでフェアウェイに運んだところで、宮里優作氏は「これで王手ですね」と言った。中嶋常幸さんもその言葉に呼応していた。しかしホッとしたのも束の間、セカンドショットはグリーン右のバンカーに。絶好の場所からでグリーンを外すとは予想していなかっただけにまた緊張感が増す。ミスショットではなく緊張が続いて体も精神もボロボロになっていると中島さんはおっしゃっていた。
そしてバンカーショットはワンピンくらいのところにつけ最後のパットかと思われたが惜しくもカップの横をすり抜けボギーとしたが、なんとか1打差で逃げ切ることができたのだ。
「やったー!」 思わず拍手してしまった。
最後はヒヤヒヤドキドキさせられたが、終わってみれば最終日は一度も首位を譲ることなくしっかり守りきった、この辺りはもちろん3日目の貯金があったことが大きいが、以前のようにミスをして崩れていくというパターンにならなかったところに強さを見て取れた。それはキャディーやコーチなど松山を支えるスタッフのおかげではないかと言われている。いわゆる一人ではなくチームでグリーンジャケットを勝ち取ったのだ。
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少し時間を戻すと、松山が最終グリーンに近づくと待ち構えたパトロンたちはスタンディングオベーションで松山を迎えた。なんという光景だろう、これだけでも感動的な瞬間だ、こんな日が来るとは、本当に松山選手にありがとうと言いたい。
試合後のインタビューで今日のポイントになったショットは?と聞かれ18番のティーショットだと答えていたのが印象的だった。やはり優勝のかかったあのティーショットは最も緊張の瞬間だったのだろう。それがわかっているだけに、宮里優作さんが無事フェアウェイに打てて「これで王手」 と言ったこともうなづける。

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優勝を決めた後、キャディーの早藤さんと抱き合って喜びを分かち合っているが、この早藤さんが海外メディアから称賛を浴びているという。その訳は、最後のパットを決めた後、ピンをカップに刺してホールに向かって一例した光景が素晴らしいということなのだ。

この優勝賞金は2億2697万で松山選手はマスターズの生涯出場権を得た。ぜひまたグリーンジャケットを着る瞬間を見せてもらいたいものだ。
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おめでとうございます、そしてありがとうございます。 
日本の子供達に大きな勇気を与えてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいだ。
 

先日荘川ゴルフ場に行きました。
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ここは高原で標高が高く名古屋に比べると6度から8度ほど気温が低いです。この日は最低が4度最高が12度と予想されていましたので、一応冬に着るダウンジャケットを準備して行きました。
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紅葉が見頃になっています。
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ここのクラブハウスは北欧の建物のようなデザインで洒落ています。
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スタート前に写真撮影していると思ったより寒くなく、プレーする前に上着を脱いでしまえるほどでした。
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汗をかくこともほとんどなく絶好のゴルフ日和です。日向にいると少し暑く感じ、日陰だと逆にやや肌寒い感じです。
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前半を46で回りまずまずの出来でした。

後半に入り確か15番のグリーンに来るとその奥に何やらわからない物体がいます。
この写真の中央にいます。
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前の組みの人から「カモシカがいる」 と教えていただき正体がわかりました。
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「カモシカ!」野生を見るのは多分初めてだと思います。あ、いやいや北海道の旭川で一度遭遇しました。でもその時はバスの車中からでほんの一瞬見れただけでしたので、今回はかなりじっくり見れました。
じっとその場から動かずにいるのです。

少しずつ近ずいて見ますが、そこを動く様子はありません。こちらを見たり他の方向を見たり首は動かしていますが、足は止まったままです。
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更に近ずきました。でも逃げることはありませんでした。人馴れしているのでしょうか。だんだん近くに行くにつれこちらの方が少し怖くなってきます。襲ってくることはないと思いますが野生の動物ですから何が起こるかわかりません。

ゴルフ場は大抵山の中にあることが多いので、時々野生の動物に出くわします。おそらく動物にとっては我々はとても邪魔な存在なのだと思います。勝手に森林を伐採して住処を荒らしているのですから。
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そんなことがありつつ後半は43で上がりトータル89と上出来のゴルフでした。

山にはもう雪景色が見られました。
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先日ゴルフをしました。

この日は午後から雨との情報で、ちょっと嫌な予感がします。アマチュアゴルファーにとって雨は大敵ですからね。
いつもの明智ゴルフ場です。朝からよく晴れて暑いのですが、数日前に比べれば 少し気温が下がり楽になりました。
クラブハウス内はほとんどの人がマスク装着でコロナ対策に努めています。
前半がスタートし、なんといきなりのパー発進、続いて11番もパーと素晴らしい出足です。次の12番はダブルボギーで、ボギー、ボギーと続き「ああ、またいつもの調子に戻ったな 」と思った矢先に15番、16番と連続パーを出しまた息を吹き返します。前半最後の18番もパーで上がり、なんと41という好スコアで終える事ができました。このスコアはどうでしょう1年ぶりくらいじゃないかと思います。

昼食休憩をとり、後半が始まります。
1番ダブルボギー、2番ボギー 、3番ダブルボギー、4番から4連続ボギーと前半のようにはいきません。「これが現実だよな」などと思いながら、残すはあと3ホールというところで、いよいよ雨が降ってきました。ここまでよくもった方だと思います。にわか雨のように急にザーッと降り、また小止みになるという雨でした。雨はうっとおしいですがそのおかげでかなり涼しくなりました。
それが功をそうしたのか、最後の2ホールをパーでまとめ45でフィニッシュ。トータル86でした。自分としては大満足です。
昨年の終わりから100を切る事ができず、ズーッとモヤモヤしていたのがスッキリしました。

この日なぜいいスコアが出たかと言いますと、最初のポイントはバックスイングです。僕の場合、バックスイングをゆっくりあげて打つ方がいい結果が出ます。ちょうど宮里藍さんのようなイメージです。ここ最近はそれを忘れて早くあげていました。多分ゆっくり上げる事でボールをしっかり最後まで見て打つ事ができるのではないかと思います。そして重心移動も気にしました。自分の癖でボールを打ったあと重心が後ろの足、つまり右足に乗ってフィニッシュしてしまうのです。いわゆる「明治の大砲」というやつですね。打ち終わった後には前足に重心が移っていくのが理想です。バックスイングでは右足に重心を置き、ボールをヒットした後は左足に重心移動するのです。こうして書くとなんでもないような事ですが、実際にゴルフ場ではつい癖が出てしまいがちです。
さらに、これは後半気がついた事ですが、バックスイングの時の右脇の締めです。これも癖でついつい脇が空いている事がよくあります。右脇が空くとクラブが内側からではなく外から入ってくる軌道になり、左に飛びます。また、身体とクラブの距離が近い方が正確な軌道でスイングできます。離れれば離れるほど軌道がぶれやすくなります。軌道がぶれればヒットする確率が下がります。
このようにゴルフのスイングはさまざまなチェックポイントがあります。また、今書いたことはあくまでも僕のことであって、他の人とはまた違うと思います。バックスイングをゆっくり上げると言いましたが、これだと逆効果になる方もいると思います。プロのスイングを見ても宮里藍さんのスイングの方が稀ですから。ほとんどのゴルファーはスッとあげてサッと打ちます。これはスイングスピードにも関係すると思います。バックスイングすると体をひねる状態になります。非常に窮屈な状態ですから、これを戻そうとする力を利用してボールを打つとスイングスピードが上がり飛距離が出ると言うわけです。
 わずか2秒くらいの時間の中の出来事ですから、よほど練習して身体に覚えさせるしかありません。スイング中に頭で考える時間はほとんどないと思います。

下手くそなアマチュアがなんか知ったようなことを書いてしまいましたが、あくまでも自分の分析ですので、あまり参考にはなさらないでください。 

どんなスコアであれ、ゴルフは楽しいものです。でもスコアがいいとさらに気分は最高ですね。
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明智ゴルフ場中コース 10番ティーイングエリアにて(8月23日)
 

女子プロのゴルフツアーもようやく開始しました。
そろそろいいのではないかと、仲間と協議してコンペを開催しました。今回の場所は岐阜県美濃加茂市のかしおゴルフ場です。

個人的には3月以来3か月ぶりのゴルフとなります。
結果は51、52の103でちょっと恥ずかしいスコアでした。まあ、久しぶりということで仕方ないですね。なにせクラブを握るのが3か月ぶりですからまあそんなもんだと思います。

この日の天気予報は午前中雨でした。車でゴルフ場に到着するまで雨が降っており、あきらめていました。着替えてクラブハウスから外に出るとなんと雨が上がっていました。これはラッキーでした。今の時期は湿度が高いので雨具を着ると蒸し暑くて大変です。それがないだけでも相当変わります。

スタートすると風が気持ちよく、高原にいるようでなかなか快適でした。なのにスコアのほうはうまくいきません。
前半終わって、食事を済ませ後半をスタートするころには雲はすっかりなくなり太陽が顔を出します。
そうなると今度は日差しが厳しくこれがまた厄介です。今回からつばの大きい帽子を使ってみましたが、それがとても役に立ちました。普通のキャップだと首の後ろが日光にさらされ無防備ですからそこが大きく違います。また 雨の時にはやはり後頭部が濡れることなく非常にいいように思います。
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仲間からはキャディーさんみたいだと言われましたが、日に焼けないほうが体の負担は少ないと思います。

ゴルフ場の状況は、お客さんはやや少なめのようでした。そしてこのゴルフ場は朝食バイキングがついているのですが、さすがにそれはなく、ワンプレートでパンやフルーツが用意されていました。

外に出て、プレイが始まればいつもと変わらない光景です。ランチは食べたら早めにクラブハウスから外に出るようにしました。
プレイ終了後シャワーを浴びるため、風呂場に行きましたが、コロナ感染防止のためということで浴槽にお湯はありませんでした。元々そのつもりでしたので問題はありませんが、そのあたりは非日常が垣間見えました。
スコアはともかく、楽しくゴルフをすることができてよかったです。
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プレイ前に撮影した集合写真です。



緊急事態宣言から解除を受けて、いろんな業種が営業を再開する方向になってきました。
個人的なゴルフコンペのほうも4月5月と自粛してきましたが6月は久しぶりに開催の予定です。
プロスポーツ界も野球やサッカーなどようやく開幕の運びとなっています。
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女子プロゴルフも6月25日のアース・モンダミンカップからようやく開催されるということです。ゴルフファンにとっては朗報ですが、今の時代を象徴して無観客で行われるというのは仕方のないことでしょうね。ならば自宅でテレビ観戦といきたいところですが、残念ながらテレビ放送の予定はないということです。久しぶりの試合だというのにテレビ放送もされないとはどういうことなの?って思うのですが、2019年から女子ゴルフ界とテレビ放送局の間で女子ツアーの放映権についてもめているんです。
詳しいことは書きませんが、これはファンにとってはとても残念なことで早く解決してほしいと思います。
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女子ゴルフ界は今、黄金世代と言われる若い世代の台頭ですごく盛り上がっています。特に2019年の全英女子オープンで日本人として40年ぶりの優勝を果たした渋野日向子選手の快挙には日本中がぶっ飛びました。この世代は現在20~21歳と大変若いですが、それだけでなく実力も相当なもので常に誰かが優勝争いに加わっています。そんな選手たちのプレイを見たいと思うのは、僕だけではないはずです。
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でも少しずつではあるものの、戻りつつある日常が愛おしく感じます。
久しぶりのゴルフも楽しみたいと思います。

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