舘祐司の気ままなブログ

カテゴリ: スポーツ

一昨日、東京マラソンや名古屋ウィメンズマラソンのことを書きました。東京はその時点で一般ランナーの参加を中止していましたが、名古屋はまだ結論が出ていませんでした。しかし、どうやら東京と同じく一般の参加を見合わせることになりそうです。
東京が中止としているのに名古屋が参加を認めるなんてことは考えられないです。健康のために日々走って鍛えてきて、スポーツイベントに出て病気に感染してしまったら、本末転倒です。このウィルスはもう少し時間を掛ければ収束するはずです。マラソン大会は来年も開催されると思いますので、エントリーされている方々には、大変お気の毒ですが、ここは収まるのをじっと待ちましょう。
僕のゴルフのお仲間の方も、犬山ハーフマラソンに参加予定だったそうですが、中止になり急きょゴルフに参加していただくことになりました。そのように、それぞれまた別な過ごし方があると思いますので、結果的に感染しなければ、中止してよかったということになると思います。

時期的に多くのマラソン大会が中止になり、またそれだけでなく、嵐が中国でのコンサートを中止したり日本国内でも、軒並み人が集まるイベントの中止や出展の取りやめなどの情報が増えてきました。沖縄で毎年行われるゴルフのダイキンオーキッドレディスも無観客で行われることになりました。ウィルスが原因なのはおそらく初めてのことじゃないでしょうか。

今のこの感染状況から見ると、WHOや中国政府の初動に問題はなかったのか、ということがクローズアップされてきます。早い段階で新型肺炎だと告発した中国・武漢の医師を、中国当局は「デマを流した」として処分し、その後この医師も感染し亡くなられました。間違った情報統制が、世界を訳の分からないウィルスの恐怖に陥れたことは明白です。12月の段階で情報開示していれば、現在の状況は変わっていたという声もあるようです。
2月20日時点で中国の感染者は7万人を超え、死者も2千人を超えています。
日本も中国に次いで感染者数が多い国として、世界から注目を集めています。特にクルーズ船の対応に批判が出ていますが、単純にこうすればよかったという答えは誰も持っていないように思います。結果を見てあれこれ語ることは容易いですが、あの局面で正解を導き出すことは非常に難しいように思います。クルーズ船には乗客乗員合わせて3700人ほど乗っているそうです。例えば、早めに全員下船させたらよかったのでは、という意見もあります。その場合、3700人もの受け入れ先がどこにあるかということになります。となると、まずは船の中で待機してもらい、順番に検査していくという判断は無理からぬところなのかなと思います。もちろん、船内での感染予防の徹底や消毒などすべきことをきちんとされてきたかということについては、わかりません。乗員の方々も何十年に一度のことです、速やかに対応するのは非常に難度が高いと言わざるを得ません。おそらく船内のマニュアルには、ウィルスが発生した場合の対処などないのではないかと思います。また、乗員の多くは東南アジア系の方のようです。言葉の問題、教育の程度などいろいろな壁が、事をスムーズに運ばせてくれないのかもしれません。
まだ、収束していない状況で言うのは拙速ですが、このダイヤモンドプリンセス号で起こった様々なことは今後のウィルス対策に必ず生かされることでしょう。

3月1日に開催が予定されていた東京マラソンの市民ランナーの中止が決定されました。新型肺炎の拡散が衰えを見せない中、賢明な判断だったと思います。銀座の歩行者天国でもほとんど人影が見られない状況ということで、このウィルスの深刻さや不気味さがわかります。とにかく今は人込みを避け、できる限り自宅から外に出ないことが感染の予防だと多くの人に浸透しているようです。
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そしてこの名古屋でも、3月8日に名古屋ウィメンズマラソンが予定されています。この大会も世界のトップアスリートと市民ランナーが同時に同じコースを走ることで、人気の大会です。この大会は1985年から2010年までは名古屋国際女子マラソンの名で、高橋尚子さんら多くのオリンピック代表選手を輩出してきた歴史ある大会です。過去に2011年3月13日に予定されていましたが、前々日の東日本大震災により中止になったことがあり、もし、今回中止となればそれ以来のこととなります。

今回、エリートランナーが187人一般ランナーが2万3865人の計2万4002人がエントリーしています。女性のみの大会としては世界最大級のマラソン大会です。東京のわずか1週間後ということで、開催の可否を事務局が協議中とのことですが、早く結論を出してもらいたいですね。2万人以上の方々が気をもんでいらっしゃることでしょう。
また、3月29日には穂の国・豊橋ハーフマラソン、4月27日には高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソンという大会も控えています。こちらも状況を見極めながら最終結論を検討していることと思います。

こうなるといつ収束に向かうのか、心配になってきます。
7月の東京オリンピックが無事開催されることを祈ります。

P.S 参加がだめなら、応援はもっと濃厚接触の可能性がありますよね。応援は禁止にしないのでしょうか。また、参加料16000円の返金には応じないということですが、これまた物議をかもし出しているようです。どうなりますことやら。




先月、イギリスのメディアからナイキ社のヴェイパーフライ、いわゆるピンクの厚底シューズが禁止されるのではと報じられました。東京五輪で使用禁止になれば多くの選手に影響が出ることは必至でその結論に注目が集まっていました。
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そして、1月31日に世界陸連は、新たなルールを発表し、東京五輪ではひとまず使用できることとなりました。その新ルールによると「ソールの厚さは4㎝まで」「反発力を生み出すプレートは1枚まで」ということで、多くのランナーが使用しているヴェイパーフライを容認せざるを得なかったのではないかと思います。これで一件落着だと思ったのですが、新ルールではさらに「使用可能な靴は4ヶ月以上市販されたものに限り、見た目の変更や医療上の理由をのぞき特注品の使用を認めない」となっています。
いやいや、それはそれで大問題ではないですか。
ヴェイパーフライ登場以前はトップランナーたちは多くの選手が特注シューズを履いていたと思います。
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ついこの前の大阪国際女子マラソンで優勝した松田瑞生選手もその一人、非厚底シューズで優勝したということで話題になりました。その足元を支えたのは、伝説の靴職人、三村仁司さんという方でした。三村さんはトップランナーたちの特注シューズを40年以上にわたり作り続けており、あの高橋尚子さんや野口みずきさんら最近の日本の五輪メダリストのシューズをすべて担当されておられます。そもそも足の長さや形は誰もが左右同じではなく、それに合わせた数ミリ単位での調整で足の負担を軽減し、走りに大きく貢献しているとされています。
前述の松田選手は、外反母趾があり高校時代から三村さんのシューズを愛用してきたそうです。この前の大阪国際女子マラソンの3日前に試合用のシューズを履いた松田選手から「きつく感じる」と言われ急きょ2.5ミリ大きいシューズを作り直したそうです。松田選手は足が大きくなったり小さくなったりするタイプだそうで、その場で対応する必要があるということを熟知しておられる靴職人さんの地道な作業が優勝に大きく貢献したような気がします。
三村さんは最近の厚底シューズブームについて「他メーカーの靴のことはわからないが、厚くても薄くても本人に合っていることが大事」だと強調されていたそうです。
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話しが長くなりましたが、特注品の靴が認められないとなると、もう三村さんの靴は使用できなくなるということなのでしょうか。もしそうであれば、またまた大変です。男子マラソンの川内選手も同様のことを懸念され、今回の新ルールで三村さんの靴の愛用者が一番被害を被るのではないかとおっしゃっています。「医学的根拠」と言っても、シビアな問題でこれも明確ではない気がします。
今度は逆に「ヴェイパーフライ」を使用しない選手が精神的に追い込まれる形になってきました。
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世界陸連の方々ももう少しタイミングを計ってことを運ばないと大変なことになります。4年に一度のオリンピックの半年前にきてこのドタバタ劇は何なんでしょうか。
よくアスリートファーストなどと言われますが、現実はまったくその逆のようであきれるとともに悲しくなりますね。
また、新たな問題が勃発したようです。


ピンクの厚底靴と言えば、もうすっかりおなじみになったナイキのヴェイパーフライのことです。
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長距離ランナーの間で「魔法の靴」などと言われ、多くの大会において好記録を連発して話題になっています。厚底の中にカーボンプレートが仕込まれており、これが反発してくだり坂を走っているような感覚になるということです。
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今年のお正月の箱根駅伝でも出場した80%以上の選手がこの靴を使用していたそうで、区間新記録ラッシュとなったことは記憶に新しいかと思います。
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となると当然、東京オリンピックでもこの靴が大流行すると予想されていたのですが、世界陸連の新規則で禁止になるとイギリスのメディアが報じました。このタイミングでの発表には驚かされますね。
昨年10月にはIOCがマラソンコースを突如札幌に変更すると発表があり、関係者を混乱させました。そして今度はシューズ問題が勃発、マラソンのみならず長距離選手はたまったもんじゃありません。

ウェアの禁止と言えば、2008年に水泳界で一斉風靡した「レーザー・レーサー」という水着を思い出します。一時はほとんどの選手がこの水着を使用しました。
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この水着を着用した選手らが記録を連発したことから懸念の声が上がったのでしょう。その後、国際水連から規制がかかり、2010年からこの水着の着用が禁止となり、大きな話題となりました。

「またか」というのが、正直なところです。ウェアや用具などのメーカーはしのぎを削って新商品の開発をしています。その結果が好記録につながっているのは間違いないところです。しかし、多くのトップ選手らはメーカーと契約関係にあり、例えば、ナイキのシューズがいいからといって他メーカーと契約している選手は簡単に変更することが難しいため、公平性が損なわれるという事らしいです。だから禁止というのも何か拙速すぎる感じがしますね。
ある元アスリートの方によると、メーカーがどんどん新商品を開発するのに、取り仕切る連盟などがそのスピードに追い付いていないのが現状みたいです。なので常に後追いになっているそうです。

前出の水泳界では「レーザー・レーサー」が禁止された後記録が低迷したかというと、そうではなく、その後も多くの世界記録が誕生しているそうです。規制がかかったとしても、それを上回る新しいテクノロジーが開発されていくもののようです。

また、いくら靴が高機能になったと言っても走るのは人であり、鍛えられたアスリートのパフォーマンスがなければ好記録も生まれません。要は、靴が変わっただけで好記録が出るものではないということです。今回このシューズがやり玉に挙げられていますが、過去これまでもシューズは常に開発されてきているはずです。ウェアだって、サプリメントだって競技に関わるものはいろんな企業が関わりサポートし、しのぎを削っているわけです。ナイキ以外のメーカーも負けじと開発に余念がないと推測します。であれば、選手が自由に選択できるのが最もいいと思います。契約については、他メーカーを使ってもいいという契約を結んだら不公平もなくなるのではないでしょうか。もっともそれが可能かどうかはわかりませんが。

東京オリンピックまでもうあと半年です。いずれにせよ早く決定してもらわないことには、選手たちは不安で仕方ないと思います。突然のコース変更もそうですが、選手の心情がまったく考慮されず、この件もまたアスリートファーストには程遠い気がします。


バドミントンの桃田選手がマレーシアで車で移動中に事故にあい怪我をしたというニュースがありました。桃田選手と言えば、現在圧倒的な強さでバドミントンの世界ランキング1位を独走中です。あと半年後に開催される東京オリンピックの代表に間違いなく選ばれるはずです。このタイミングでケガというのは、アスリートにとって影響はどうなるのでしょうか。
桃田賢斗、交通事故で全治何ヶ月?けがの容態は?

振り返れば、桃田選手は4年前に違法賭博問題が発覚しました。この年はリオオリンピックを控えていましたが、謹慎処分となり、代表には選出されずに終わりました。もし、出場していたら金メダルの有力な候補だったと思います。

そして、1年後に復帰し、それからの活躍は目覚ましいものがあり、改めて実力を大いに発揮してくれています。堂々たるトップランキングのプレイヤーと言えます。
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この事故で、ドライバーの方が亡くなられています。そのことで事故の大きさがある程度予想できます。その車に同乗していたわけですから、全身打撲で鼻を骨折しているという情報ですが、かなりダメージがあると想像できます。
オリンピックに出場できるのだろうか?と心配されます。出場すれば、今回こそ金メダルの可能性が最も期待できます。
もしもこの怪我で、出場できないとしたら、悔やんでも悔やみきれないでしょう。4年前の悪夢が襲ってきます。4年前は自身の問題でやむを得ないところがありますが、今回は車に乗り合わせての事故ですから、悔しさは計り知れません。
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また、ある記事によれば、遠征先での安全管理と危機管理意識の不足はなかったのか?と疑問を投げかける声がありました。それは、事故を起こした車が安価なワゴン車だったためです。例えばアルファードのような安全性の高い車でなかったことで、危機管理意識の不足を指摘しています。
これがもしテニスのトッププレイヤーなら、安全性の高い高級車で移動するのが当然だと言います。

あの賭博問題から、ぜいたくはせずあえてなるべく質素にしているのであれば、悲劇です。
ある意味国の宝ともいえる選手の保護や管理を、JOCや日本のスポーツ庁、スポーツ協会などは考える必要があるように思います。今回のことはその機会を与えられたのかもしれません。


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