舘祐司の気ままなブログ

カテゴリ: 電車

日本最南端の電停をご存知でしょうか?

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鹿児島市の「谷山」 駅なのだそうです。
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先日鹿児島出張の際にこの駅を利用し、わかりました。
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路面電車は風情があっていいですね。車と同じ道路に敷かれた線路上を走行するので、スピードもそれほど出ません。そこがまたいいところです。

この鹿児島市電は鹿児島市が運営しており、年間約1千万人もの利用客があり、健全経営をされているということです。

熊本市もそうですが、街中をかなりの本数走っている光景を目にします。

市電の駅のことを電停と呼んでいますが、この電停の辺りの路面には芝生が植えられており、実に緑が綺麗です。灰色のアスファルトの道路に鮮やかな緑が映え、目を楽しませてくれます。
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平成24年には路面電車開業100周年を記念して駅前にこの標柱が建てられたそうです。
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ここ谷山から天文館通りまで乗車しましたが、思ったよりもスピードが速くて驚きました。

排気ガスを出さない路面電車は環境に優しいと世界中で見直されていると聞きます。この鹿児島市電も市民の足としてこれからも走り続けていくのでしょうね。




 

タイトルにありますようにJR東海が新幹線の新型車両N700Sを7月から運航開始するとのことです。

N700系は2007年に登場しました、2013年には改良版のN700Aが投入され7年ぶりの刷新となります。
それと同時に1999年から営業運転してきた700系は2020年3月についに引退となる予定だそうです。

さて、新型車両の外観ですが、従来のN700系のフォルムを踏襲しており、パッと見ではほとんどわかりません。
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大きく変わることがないというのはそれだけ完成度が高いという表れなのかもしれません。

逆にすぐわかるのは、車両サイドに描かれているロゴです。「Supreme」は「最高の」という意味だそうです。
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室内は明るくて清潔感があります。間接照明で落ち着いた雰囲気になっています。
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スマホやPCなど電源コンセントはいまや必須の設備と言えます。従来窓側の席のみでしたが、ひじ掛けの下に設け、全席で使用が可能になっています。これは利用者にとって大変助かりますね。
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wifiは現在車内で使用できますが、もう一つ使い勝手が悪くその辺りも改良してもらえるとさらに便利になると思います。

グリーン車のシートは落ち着いたブラウン色です。
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足元ヒーターも付いているそうです。
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電子案内板もさらに見やすく高精細な文字になりました。
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そして、セキュリティカメラも1両に4台設置し、安全面にも力を入れていることがうかがえます。これは2018年の車内での殺傷事件などを踏まえてのことだと思われます。
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車いすスペースも従来の1台から2台に増やしています。また、車いすを置いた状態でも、車内販売のワゴンが通れるようにスペースが確保されています。
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さらに横揺れを検知するとその揺れの力を利用して、逆方向に車体を動かし揺れを打ち消すという新たなサスペンションシステムが導入され、先頭と最後尾の車両を除いて、あの不快な横揺れはほぼ解消できると言っています。

また、設計者が一番の変化と言っていることが、バッテリー自走システムだそうです。これで停電で電気の供給がなくなった時、バッテリーに蓄えた予備電力で自走することが可能になりました。災害時などに長時間車内に缶詰にされることはなくなるだろうということです。
もう一つ大きな改良点があります。「標準車両」の具現化です。これまでJR東海では16両編成が基本で、この車両を12両や8両にかえることは不可能でした。この「標準車両」によりそれが実現したのです。また、JR他社でも運用することができ、海外への転用にも適応できるように設計されており、使い勝手がぐんと広がったと言えます。

7月と言えば東京オリンピックが開催されるタイミングです。思えば56年前の初代新幹線も初めてのオリンピック開催のタイミングに合わせました。世界に誇る日本の新幹線技術を世界の方々に体験していただける大きなチャンスだととらえていることでしょう。快適性、正確なダイヤに加え安全性もレベルアップしたN700S、もうあと半年でデビューの時がきます。



名鉄瀬戸線は栄町駅と尾張瀬戸駅約20㎞を結ぶ鉄道です。名古屋市の中心から北東部を経由して瀬戸市をつなぐ路線として親しまれています。

その中でも尼ケ坂駅~清水駅間約500mの高架下を利用して、おしゃれな店舗に変えようということが発表されました。この辺りは住んでいるところからも割と近くて親しみのある場所です。
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その名も「SAKUMACHI商店街」。桜並木の続く立地から明るく賑わいのあふれるまちの商店街のような交流拠点でありたいという思いを込めて「花咲く街の商店街」から「SAKUMACHI商店街」と名付けられました。

まずは第1期2019年の3月29日に尼ケ坂寄りの芭蕉にパン屋さん、和カフェ、パフェ、駄菓子、お弁当、保育所、学童保育施設の7店舗が完成します。

小さなお子様を持つ、ママさんたちが集うまちになりそうな雰囲気です。

その後、清水駅寄りの2期工事が約1年後の2020年春ごろ開業予定とのことです。
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今まで、駐車場や空き地になっていて、やや殺風景だった場所が変貌を遂げることになりそうで、少し楽しみな気がします。

広島電鉄通称ヒロデンといえば、広島市内を今でも現役で走る路面電車だ。
以前このブログでも紹介したことがある。
このヒロデンはいろんな電車が走っていて僕は見ているだけでも結構楽しめる。

そのヒロデンにちょっと残念なニュースが入ってきた。(YOMIURI ONLINEより引用)

「レトロ電車」として親しまれてきた「大正電車」とドイツ製の「ハノーバー電車」の定期運行を今年から取りやめたのだ。
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大正電車は1912年の開業当時の車両を再現したもので84年の別の車両を使って再現されたものだ。車体前後についている救助網は往時の設備を装飾として取り付けているそうである。何とも哀愁の匂いがプンプン伝わってくるではないか。熱狂的な電車ファンならずとも一度は見てみたい、乗ってみたい、そんな衝動に駆られる電車だろう。

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ハノーバー電車は広島市と姉妹都市であるドイツのハノーバー市から84年に寄贈されたもので、当時の欧州でスタンダードだったスリムな車体と大きな窓が特長だ。この電車も愛くるしい顔をしていておそらく本物を見たら興奮してしまうのではないかと思う。この写真でも電車の後方に小さく写真撮影をしている人の姿が写っている。

ではなぜこの電車の運行を取りやめたのか。
その訳とは~ヒロデンでは2009年よりICカードによる支払いを全線で開始した。しかし、いずれも出入り口の幅が狭いためICカードの読み取り機が設置できず、利用者から「不便だ」と不満の声が上がっていたという。
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今ではJR西日本の「ICOCA」やJR東日本の「Suica」など9種類の交通系カードが利用できるようになっている。広島電鉄は「レトロ好きで乗車した」という乗客の声も減少傾向にあることから、ハノーバー電車は今年3月まで、大正電車は今年6月までで定期運行を終了することにしたそうだ。
こういうところにもIT化の波が押し寄せてきたということか。便利さゆえにノスタルジーが犠牲になるのは仕方ないことだと理解するしかない。
なお、今後、大正電車は毎年6月に行われる「路面電車まつり」で展示され、ハノーバー電車はこれまで通り毎年12月にLEDランプやリースでデコレーションし走らせるとしている。

つまり年に一度だけ拝めるチャンスがあるという訳だ。

僕は熱狂的な電車ファンではないが、なぜか路面電車には特に愛着を感じてしまう。幼少の頃に乗っていたからだろうか。歳を重ねるにつれ伝統的なものや歴史的なものに興味を惹かれることが増えてきたように思う。この路面電車もその一つなのかもしれない。

レトロ電車に興味のある方はこの広島電鉄のHPに電車紹介ページがあるので、ご覧いただくと面白いかもしれない。





名古屋市営地下鉄の棚上広告に、ひときわ異彩を放つ広告がある。それは「車内の金城学院大学」シリーズだ。

以前にもブログで紹介したことがあるが、本当に一服の清涼剤のような存在に思える。
先日もたまたま地下鉄車内で見つけた。それが「音楽にも『文法』がある?」だ。
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音楽が好きな方は世の中にたくさんいる。しかし、それを創ることができる人はごく限られたわずか人達だ。
ドレミファソラシドの音符が並んでいる楽譜など見ても素人の我々にはさっぱり理解できない。
しかしその中にも、文章でいう文法のように、決まった法則があるという内容だ。

当たり前のことだが音符がただ並んでいても音楽にはならない。和音も決まった音同士でないと美しい音にはならない。
そういった法則に従った音の配列によって、美しいメロディーが生まれそのメロディーに歌詞が乗って素敵な曲が誕生する。
音楽的な才がある人にとってはそれほど難しいことではないのかもしれないが、素人には絶対にまねできない領域だと思う。
メロディーは音楽的な才能が必要だが、詩の部分はまた別な能力のように思う。作詞作曲を一人で行う人はその両方の能力を兼ね備えているということになる。

そのようにして、創られた音楽である人は癒され、ある人は感動する。
音符たちが集まって、作曲家の魔法がかかると素晴らしい音楽に変わる。なんて素敵なことなのだろう。

この「車内の金城学院大学」シリーズも同様に素敵な企画だと思う。







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