先日、小牧山に初めて登りました。車で30分ほどのところにありますので、この付近を通ることはよくありますが、登るのは初めてのことです。
少し登りかけると「れきしるこまき」という建物があります。史跡小牧山の戦国時代に信長、家康、秀吉が関わった城の紹介を映像で表現されているそうです。
標高は86mとまあ、山としては高くないですから、気軽に登ることができます。しかし、実際に登ってみると結構足に来ます。(笑)
30分ほどかけて山頂まで到達すると、お城があります。実はこの建物はお城ではなく、天守閣風の建物で小牧市歴史館として1967年に建てられたものです。

かつて織田信長の居城がこの山頂にはあったんだそうです、知りませんでした。
忍者の方が入口に立ち、警備(?)をされていましたので、一緒に写真をお願いすると、小道具まで用意していただきしっかりとポーズをとってもらいました。

紅葉とお城は絵になりますね。

ここは桜の名所でもあるそうで、その頃の写真はこんな風らしいです。
かつて信長の居城であったことから、石垣や土塁など遺構が発掘されています。

その頃の小牧山はこんなイメージだったのではないかというイラストです。今は、うっそうと樹が茂り見る影もありません。
昨年6月、この場所で小牧市による無許可植樹と遺構破壊が行われ大きな問題になっていたようです。
このような歴史的な建造物はしっかりと管理し守っていかなくてはなりません。
本来史跡の管理者である小牧市が自ら史跡を毀損した責任は大きいと考古学者の方からも厳しくご意見をいただいていたようです。
