10月13日の夜、速報でこのニュースが伝えられました。


文学賞にミュージシャンのボブ・ディラン？

誰もが一瞬目を疑ったに違いないと思います。



ボブ・ディラン氏は1962年にシンガーソングライターとしてデビューしています。
ちょうどビートルズと同じ年です。


多くのティーンエイジャーやマスコミがビートルズに注目する中、やや日の当たらないところでボブ・ディランが音楽活動をしていたのかもしれません。

ボブ・ディラン氏は代表曲である「風に吹かれて」でうたわれているように戦争反対や人種差別に対するメッセージを音楽を通じて発信してきました。

着実に特に当時の学生ら若者を中心に支持を得ていました。

そのころ歌手のジョーン・バエズさんと一緒に活動することが多かったようです。


ジョーン・バエズさんも同じように反戦歌を歌っていました。

年齢を重ねてからも一緒に活動をされています。


ジョーン・バエズさんも長いこと音楽活動されているようです。
1941年生まれとのことでディランと同じ現在75歳です。



彼らは言ってみれば反体制派のミュージシャンです。
今回、フォークとかロックのような少し文化的には低く見られがちな音楽家に対してノーベル賞を贈るということは今まで例がなく画期的なことだと思います。

文学賞に音楽家が選定されたのは、ディランの書いた詩が文学的見地からして非常に質の高い内容と認められたからだということです。


ここ数年、候補に名が挙げられながら選ばれなかった村上春樹氏は今回もまた涙をのむことになりましたが、「ボブ・ディランなら仕方ないな」と思っていらっしゃるかもしれません。土俵が違いますから。

今回の受賞により、開かれたノーベル賞というアピール性を感じました。
今後は幅広く民衆に影響力のあった人々が選ばれていくことになるかもしれません。