先週、全米プロゴルフ選手権が行われていたのと同時期にイギリスでは、全英女子オープンゴルフが開催されていた。

優勝したのは、弱冠20歳のアリヤ・ジュタヌガーンだ。
タイ人としては初のメジャータイトルに輝いた。

彼女の特徴は独特のルーティーンにある。
ゴルファーはショットやパットを打つ前に、皆それぞれルーティーンというものがある。 

打つ前の決まった動作であるが、ジュタヌガーンはニッコリと微笑むのである。

微笑むことでリラックスができ、1番自分にしっくりきたのだそうだ。

最終日は2打差でイ・ミリム との一騎打ちとなるが、前半だけで最高6打差に開いてしまいこのまま独走かと思われた。

しかし、そう簡単にいかないのがメジャータイトルである。
後半に入り、バーディーが取れないジュタヌガーンに対し、3連続バーディーでイ・ミリムが急追してくる。

流れが悪いジュタヌガーンは13番でダブルボギーを打ってしまい、一気に1打差となり、勝負の行方はわからなくなる。



追い詰められたジュタヌガーンだったが、17番グリーン奥から下りの難しいラインを見事に入れようやくバーディーを取り、2打差とする。

 
 


少し気分が 楽になって、最終18番ホール、逆にミリヤの方にプレッシャーがかかったのだろう。
セカンドショットは大きく左に引っ掛けてしまい、ここでほぼ勝負あり。

ジュタヌガーンはまだ20歳と若いプレーヤーだ。しかしプレイは非常に落ち着いているように見えた。
もう何年もこのレベルで試合をしている選手のようだった。

とにかく飛距離がすごい。ちなみにこの4日間ドライバーは一切使用していない。
と言うかそもそもバッグに入れていないという。アイアンで230ヤードほど飛ぶというから必要無いのかもしれない。

ウッドのクラブは3番だけのようである。ただこのクラブも使用頻度は少なく、ほとんどのティーショットはアイアンで打っていた。

解説の方も言っていたが女子で 2アイアンを打てる選手はそういない、すごい選手が現れた。