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6月23日、イギリス国内において、EU残留か離脱かをめぐって国民投票が行われ、離脱賛成に52%の票が集まり、その後残留派のキャメロン首相が辞任発表するというニュースが世界を驚かせた。
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しかし、その後離脱派の政治家の言論内容に虚偽があったり、離脱派で時期首相候補であったジョンソン前ロンドン市長が出馬を取りやめるなど、混乱が続いている。
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そのため、離脱に票を投じた多くの国民が後悔をしているというのだ。 
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投票後、EU離脱が決定してから生まれた造語が”Bregret”。(ブリグレット)
その後ツイッターではハッシュタグとなって飛び交っているそうだ。
(ハッシュタグとは
ツイッター上でそのワードの検索画面が一覧でき、同一意見者などの発言が見やすくなる)
 Britain(ブリテン=イギリス)とRegret(後悔)を組み合わせた言葉で、言葉通りEU離脱を後悔し、撤回したいと呟かれているとか。

そもそも国民投票には何の効力もないそうだが、ここまで事が大きくなると、何もありませんでしたと済ませるわけにはいかないだろう。

キャメロン首相も大変な事(国民投票をする)を約束してしまったことになる。 

今回のイギリスのケースで考えると移民が増えて問題が発生し何とかしたいという多くの人がいる。
EUに加盟していると一国で考える事が難しく、離脱して主権を我々の手に取り戻そう、と 離脱の方向に扇動する政治家がいると国民はその言葉につい乗ってしまうのだ。
まるでそのことでいろんな問題が解決されるかのように錯覚してしまうのだ。

しかし、特に若者らが中心となって離脱に異議を唱える人が出てきている。
中には国民投票のやり直しを訴える意見もある。
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こうして考えてみると、国民投票というのは非常に危険なリスクを抱えているように思える。

正式にEUに離脱表明を行われて初めて手続きが始まるようなので、すぐにどうこうなるわけではなさそうだが、当分の間混迷は続きそうな気配である。

さてさて、どんな決着になることやら。