2016年5月27日、オバマ大統領が太平洋戦争末期に原爆を投下した広島を訪れ、「核なき世界」への決意を述べられた。

これは歴史的な瞬間だろうと思う。

この原爆投下により、第二次世界大戦は終結した。
しかし、そのために犠牲となった方は10万人にも及ぶ、大変悲惨な戦争であった。 
というより戦争はいつも悲惨である。

オバマ大統領の言葉にもあったように、憎むべきものは、人や国ではなく「戦争」である。

人類は太古の昔から戦さを続けている。
この先何千年も変わらないのだろうか。

私たち人間はもっと賢い生き物だと思っている。
オバマ大統領は、「我々は1つの人類として 、お互いの関係をもう1度想像しなければならない」と言った。

領土や原油など自国の利益を優先するばかりでは 、1つになることは難しい。
宗教問題も暴力ではなく、話し合いという選択で解決できないものかと思う。

今回のスピーチにも、様々な意見がある。
例えば、原爆投下に対する謝罪はしていない。 

 しかし、これまでの「戦争を早期に終結させるために使用した」などというようなことは出ていない。

今までの歴代大統領が広島訪問が実現なかった理由は概ね、米国内の保守派からの圧力である。
任期が残り少なくなり 、このタイミングであれば批判や政治的にも持ちこたえられるという判断があったと予想できる。オバマ大統領はいつかこの地を訪れたいと考えていたのかもしれない。

被爆者の方と直接触れ合う場面は多くの日本人が胸を熱くしたことだろうと思う。

ただ、実際には核廃絶の道は険しいものだ。 
7年前のプラハでの演説から ほぼ何も進展していないと思われる。

しかし、我々人類がこの世に生み出したものは、我々の手で終わらせる責任があると思う。

核なき未来を想像することから始まる。



オバマ大統領は最後にこう述べた。
「広島と長崎は核戦争の夜明けとしてではなく、道徳的な目覚めの始まりとして知られるだろう」 

世界の指導者たちよ、目覚めてほしい「戦争は罪なき人を苦しめるものだ」と。