6月20日夜、インターネットのABEMATVの「NewsBAR橋下」という番組に安倍総理が生出演するという企画がありました。
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今日のタイトルに書いたように「安倍総理×橋下徹」このタイトルだけで惹かれるものがありますね。
どんな議論をされるのか興味津々です。

森友・加計問題については、総理の身内が学校に関与していたり、友人の経営する学校が選ばれれば忖度がないと言っても、世間的には通用しないですと切り込んでいました。
法曹界では、知り合いの裁判には関与しないというのが通例だそうです。
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また、今の日本の政治システムについて、橋下氏は改革が必要であると持論を述べ、総理大臣には外交・安全保障などの仕事に集中できるようなシステムが望ましいということでした。
トランプ大統領やプーチン大統領、習近平国家主席などが、待機児童問題のことに言及しますか?という事柄を例に挙げ、日本の首相は仕事の範囲が広すぎるのではないか、ということを問題定義されていました。確かにそれは一理あるように思います。
国会でも細かいことをつつき、くだらないやり取りに時間をかけているように感じる時が多々あります。そのような国会での議論を見ていると、日本の将来は大丈夫なのだろうかと不安な気持ちになります。
与野党含め、政治家の方々には日本の未来をしっかりと描き、よりよい日本になる道を作っていただく実のある討議に時間を使っていただきたいと思います。おそらく多くの国民が同じ思いだと思います。

野党の方も足を引っ張るだけでなく、政治を司どる一員として日本の将来を考えて行動していただきたいと思います。
橋下氏は、いつも非常にキレがよく意見を述べられています。今は政治家でない立場なので、いろんな意見を言いやすいというのもあるかもしれませんが、知事や市長時代からも大胆な意見を出し、よくニュースの話題になっていました。すべてが正しいとは限りませんが、その潔さや言動に対して責任感をとる政治姿勢は、多くの政治家に学んでほしいと思います。
決断して実行するのが政治家の仕事でもあります。決断することは責任も伴います。何も発信しない人、ましてや国会中に居眠りされているような政治家はさっさと退場してもらいたいです。我々もそういう人を選んではいけません。
人間が考え行うことですから、完璧はありません。また、すべての人が賛成することなど存在しないでしょう。ですから民主主義の考え方は多数決で決めていくということになっているのです。
多数決と言えば、国のリーダーである首相を決めるのに、国民が直接投票できるように出来たらもっと政治に関心が高くなるのではないかと思います。アメリカの大統領選挙などの報道を見ているとものすごい盛り上がりが感じられます。日本の衆議院や参議院選挙の盛り上がりとはかなりの差があるように思います。

また、橋下氏は教育について大学は国の管轄、高校は県の管轄、小中学校は市町村の管轄にできないだろうかということを提言されていました。日本全国の学校が4月始業、3月終業である必要性はなく、理解している生徒もそうでない生徒も同じように進級し卒業していくのは、もう今のこの時代にはそぐわないのではないかという見解です。アメリカなど海外の多くの国では飛び級制度が認められています。能力が認められれば年齢に関係なく上の高校や大学に入ることができます。
コロナ禍の中で、突如降ってわいたように「9月入学」論にスポットが集まりました。一人の高校生のつぶやきから始まったそうです。個人的には賛成ですが、このタイミングではないように思います。それは現段階では反対意見も多くあり、拙速すぎるということが理由です。橋下氏は確か、このタイミングで9月入学に賛成でしたね。将来的にはその方向が正しいと思います。国際社会の中においてはそれがスタンダードだからです。それに合わせるのが当然だと考えます。現在日本から海外に留学する多くの学生がこのことで苦労されていると思います。
それには、就職のタイミングについても改革を伴います。日本全体の企業や社会がそれに向けていろんな準備期間が必要ではないかと思います。今までなぜ議論が高まらなかったか不思議な気持ちです。

橋下氏は日本の将来について今でも熱い気持ちをもっておられるようにお見受けしました。もう一度政界に復帰されてはどうかと思いますが。