昨日いわゆる「アベノマスク」が届きました。
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まだ開封していませんが、見る限り不良品ではなさそうです。(笑)

いろんなことが起こったアベノマスクにまつわる出来事を振り返ってみましょう。
国民全所帯に布マスクを各2枚配布すると発表されたのが、4月1日のことです。当時国内ではマスクが不足していて、歓迎の声もありましたが、その後郵送費も含めると466億円もの巨額な税金が投入されることが明るみに出ると、もっと他のことにつかったほうが有効なのでは?と疑問の声も多くありました。

4月17日ごろからようやくまず妊婦用から配布が始まりましたが、汚れや髪の毛の混入など不良品が出る問題が噴出しました。今度はその回収に追われ、扱った業者名の公表をするしないで国会でも問題になるなど後手後手に回る羽目になったのです。
そんなことで配布時期はどんどん遅くなり、いつになれば届くのかといら立ちの声も広がりました。
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ゴールデンウィークが明けたころから、店頭にマスクが売られる光景が徐々に増えてきます。そして、5月中旬になると、今度はマスクの価格がぐっと下がってきました。一時1枚100円以上していたのが、50円ほどになってきたのです。50枚入のパッケージが2500円でも店先には山積み状態でさばけない状況になってきたのです。これは中国国内でコロナ問題が少し収まり、マスクの供給が国外向けにも動き出したという理由なのでしょう。
また、あまりにもマスクが手に入らないため、みな知恵を絞り、お手製のマスクなどでしのいできたことも影響していると思います。
そんな中、5月14日には国が8都道府県を除く県の非常事態宣言の解除が発表されました。
そして5月20日マスクが届いたというわけです。しかし、まだ手元に届いていない世帯も多いと思います。私は幸いコロナの問題が出る前に150枚ほど購入していたのでマスクは足りています。どうしたものかと思います。今のところ不足していません、とはいえ我々の税金でいただいたものですからぞんざいに扱うべきではないと思います。何か有効的に使うことを考えなければいけませんね。

時間がたちすぎて「アベノマスク」の存在を忘れてしまっているご家庭もあるかもしれませんね。
僕は正直忘れかかっていました。
4月中のタイミングで全戸に配布出来たら、称賛の声が挙がったことでしょう。ちょっと遅すぎたのが残念に思います。
こういう時はスピードが大切です。また、このマスクがいきわたっていなくても感染が収束に向かっている事実を見ると、マスクの必要性よりも他の防止策の方がはるかに重大なことがわかります。

今、この時点で言えることは、とにかく検査数を増やすこと、医療関係に税金を投入することが最も適切だったと思います。そして、データを速やかに開示していただくことが重要だと専門家の方はおっしゃっています。

まだ、このウィルスとの闘いは続いています。多くの専門家の方々が感染の第2波に備えることを繰り返し提唱されています。今回、多くのことを学んだわけですから、次は国民が納得できる施策で臨んでいただくことを望みます。