近頃、ラベルの無いペットボトル、ラベルレスボトルが増えてきているようです。

昨年5月にアサヒ飲料が十六茶などのラベルレスボトル飲料をアマゾンや楽天などの通販限定で販売を開始し話題になりました。
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アサヒ飲料によると下記のように述べられています。
~~ラベルレス商品とは、PETボトルに貼付しているラベルを削減し、廃棄物量削減による環境負荷の低減と、ラベルを剥がす手間を省き使いやすくした、「人にやさしく、地球にやさしい」という商品。通常、ラベルに記載している原材料名などの法定表示は外装ダンボールに記載するとともに、個々の商品への記載が必要なリサイクルマークなどはPETボトルに貼付したタックシールやキャップに記載しています。これにより、ラベルに使用する樹脂量は約90%削減されています。~~
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ゴミになるラベルの量をコミカルなCMで訴求しています。
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一般家庭が1年間ではがすラベルの量なのだそうです。面白いですね。
確かに、ペットボトルのラベルは確実にゴミになります。無意識のうちにゴミも一緒に買っているわけです。結構な量の無駄なことを繰り返しているわけです。

最近になって味の素AGFも同社のコーヒー「ブレンディ」のラベルレスを発表し、今月より通販で販売を開始しています。
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私が思いますには、ラベルは必要ないです。以前よりプラスチックごみの問題が世界的に注目されており、ストローが紙製に変わってきていたり、レジ袋の削減など各方面でその動きが活発になってきています。
ラベルがないと、何か困ることありますでしょうか。もしかすると内容成分などの情報がわからないと言われる方がみえるかも知れません。おそらくごくわずかの方だと思いますが、どうしても必要なら、例えば、キャップにQRコードを印刷し、そこからスマホなどで情報がみえるようにしたらどうでしょうか。ほとんど必要ないと思いますが。
ラベルをはがす手間が減り、ごみの量が減らせるメリットの方がはるかに大きいと思われます。

思えば、私がこどもの頃は、ジュースやサイダーなど瓶に入って売られていました。そして飲み終わった瓶はリサイクルされていました。今にして思えば、そのおかげでごみの量は少なかったですね。瓶から缶に変わり、その後ペットボトルが登場しました。その結果、プラスチックごみ問題です。
確かにリサイクルは手間がかかるし、そのコストも必要です。しかし、使い捨ての時代を経験し、今またリサイクルの重要さが再認識されてきているような気がします。
ラベルレスになっても、ペットボトルがなくなるわけではありません。少しでも廃棄物を減らそうという試みです。
ラベルレスの流れがもっともっと広がるといいと思います。