今期限りで現役を引退したイチロー氏がユニホーム姿でグランドに登場した。
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それがなんと草野球の試合という場面であることに驚いた。

イチロー氏が作った草野球チーム「KOBE CHIBEN」と智弁和歌山の教職員チームとの試合がほっともっとフィールド神戸で1日行われた。と報道された。
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イチロー氏は9番投手で先発マウンドに上がると、先頭打者をいきなり三球三振に打ち取り、その後も本気モードで9回を投げ切り完封で勝利を収めた。被安打6、16奪三振という快投だったようである。

打っても三安打と現役さながらの大活躍で、あのイチロー氏独特のバットを立てて袖を引く「ルーティーン」も披露され、スタンドが沸いたという。
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とにかく打って走って、まさに「野球小僧」が水を得た魚のようにグランドを駆け抜けたようだ。
海の向こうのメジャーリーグで数々の記録を打ち立ててきた彼も、このグランドではただの野球好きな46歳の男として草野球を楽しんだようだ。それができるのもイチロー氏の凄いところである。
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イチロー氏はやっぱり野球のユニフォーム姿が一番お似合いだなあって改めて思う。
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引退後の去就が注目され、おそらく多くのやファンや野球関係者は日本のプロ野球発展のために貢献してほしいと思っているだろう。
しかし彼が選んだのは、「草野球」だった。人にコーチすることより自身のプレイヤーを優先するあたりは心底野球が好きなんだなあ。
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イチロー氏は試合後に「めちゃめちゃ楽しかった。肩肘は問題ない。来年もやりたい」と笑顔で話していたそうだ。
実はこの試合前には4度の全体練習を行い、臨んだそうだ。個人的に投げ込みも行いしっかり準備してきたという。彼曰く「遊びでやってるんじゃないんで」・・イチロー氏の野球の対する美学のようなものが垣間見える言葉である。
引退後、中学時代まで親しんだ軟式野球の面白さ,難しさに改めて気づかされたという。
「飛ばないし、転がりも違う、軟球は難しいんです。だから野球のレベルアップにいい。体への負担も少ないし。だから中学生まで軟式でやっているのは理にかなっていると思うんですよ」と持論を述べたそうである。高校野球で球数制限が決まり、環境が変わりつつある今、ジュニアの育成に何かいいアイデアを持って見えるのではないかと思ってしまうのは僕だけだろうか。

とにかく「野球は楽しい」というメッセージが込められた草野球である。野球の原点がここにあるような気がした。