先日、ラグビーワールドカップ2019において、準々決勝の4試合目、日本対南アフリカの試合が行われ、3-26という大差を付けられて日本は敗退した。
20191020_jpn_rsa_full_rr

やはり、南アフリカは強かった。8強からの相手はどこが来ても皆強豪ぞろいだ。日本チームも善戦したが、前回大会でまさかの辛酸をなめさせられている日本をしっかり研究し対策されていたようだ。自チームの強みであるモールを中心に攻撃し、ハイパントを多用しプレッシャーを与え続けた。日本チームに対するタックルがとても早く、とにかくパスをつながれないように警戒していた。
その結果、日本チームをノートライ、ペナルティキックによる3点だけに抑え込むことができたのだ。
hqdefault

今回この大会で日本は残念ながら4強に進むことはできなかったが、日本ラグビー界にとっては大きな前進になったに違いない。まず「にわかファン」という言葉が表すように、つい最近ラグビーのファンになったという人が一気に増えたことだ。かく言う私もその中の一人である。

土曜日の夜、ラグビーのニュージーランドとアイルランドの試合が行われていた。自然に体が熱くなってくる、世界トップクラスの強豪チーム同士の試合だからなんだろうか。直接関係のない国同士の試合なのにこのようになるのは、どうしてなんだろうと不思議な気持ちになる。
例えば、サッカーのW杯8強の試合で、ブラジル対スペインの試合を見ると想像した場合、トップレベルの技術に感嘆し拍手を送るだろう。しかし、このラグビーの試合のように体が熱くなるということはないと思う。
直接体と体をぶつけあいボールをつないでいく姿など、ほかのスポーツにはない燃えさせる要因がここにある。そして華麗にパスがつながった時の胸のすくような爽快感は魔法のように人々を魅了する力がある。

ラグビーの試合のあと、日本シリーズの第1戦を途中から見た。野球ファンには大変申し訳ないが、なんと味気の無いことか。心に伝わってくるものがほとんど感じられないのだ。W杯のベスト8の試合と比較するのは酷な話かもしれないが、その昔はプロ野球が日本のプロスポーツ界をリードしてきただけに何とも寂しい限りである。
news_20191020111116-thumb-autox380-166851

念のため、20日のそれぞれの視聴率を調べてみると日本シリーズ第2戦は平均7.3%(関東地区)ラグビー日本対南アフリカ戦は平均41.6%(関東地区)と大きな差が出ていた。そして瞬間最高視聴率はなんと49.1%と驚異的な数字をたたき出したそうだ。
この結果を見るとやはり僕だけではなかったようだ。間違いなく日曜の夜は日本中がラグビーの試合に熱狂したと言える。そして記憶に残る試合となるだろう。
resize

この大会でラグビー選手の英雄がたくさん誕生した。そしてそれは将来の日本ラグビー界に明るい未来を示唆するものだ。たくさんの未来のラガーマンたちが、この英雄たちの感動的なプレイの目の当たりにすることができたことこそ、一番の収穫だったと言える。
rugbyworldcup2019_bettingodds

そして、ラグビーというスポーツを広く告知することにも大きく寄与した大会となった。
これをきっかけに日本でのスポーツ人口のバランスが大きく変わる予感がする。

おそらく僕はこの男たちのことを忘れないと思う。