今、世間を騒がせているこの問題について、少し触れたいと思います。

まず前提として教員の果たすべき役目は、学生らを教育することです。昨今児童によるいじめ問題が後を絶ちませんが、そういった問題に立ち向かい解決していくのが教師の務めのはずです。
それがあろう事か、教員が同僚の教員をいじめていたとはあまりにも嘆かわしく、程度が低すぎて話になりません。また、いじめという表現がされていますが、内容からすると暴行、傷害事件だと思われます。

かわいそうなのはこの小学校に通う生徒やそのご家族です。ほかの教員の方々も困惑されていることでしょう。

加害者とされている教員は4名で、40代の女性教諭1名と30代の男性教諭が3名だとのことです。そのうちの女性教諭がボス的な存在だと報道されています。この教諭は前校長がこの小学校に招きいれたそうです。これを「神戸式」と言うそうです。校長が任意に教諭を指名できるんですかね。現校長よりも在籍が長いため、職員室での発言力も絶大で「女帝」と呼ばれていたらしいです。
この4名以外にも前校長のパワハラ疑惑も浮上してきていると聞きます。この学校はいったいどうなっているのでしょうか。この学校に通わせている親御さんたちは不安でいっぱいだと思います。

被害者とされる20代の男性教師は9月から休職し、加害者側の教師4名は10月から謹慎的に休んでいるとのことです。
この教師らの職場復帰はあるのでしょうか。
まだ、全貌が明らかになっていないため、はっきりとしたことはこれからでしょうが、これだけ大きな問題になっている以上、まず関係者全員で記者会見を開いたらどうでしょうか。事実関係をきちんと整理しないとこの問題の解決にはなりません。
その結果、この暴行が実際に行われたならば、何らかの罪に問われるはずです。
教員の方は皆さん「教育職員免許状」というものを保有されています。法律で定められています。
そして、下記のような事象が発生した場合にはその免許状をはく奪するとなっているそうです。
・重大な法令違反
・教職員たるにふさわしくない非行があり、それが重い場合 
・懲戒処分を受け、それが重い場合

もっとも、こういった問題行動を起こした教諭はどこの学校でも受け入れは困難だと思われ、いずれにしろ教育現場への復帰は可能性が少ないのではないかと思います。

悪ふざけでやったとか、言い訳をされるかもしれませんが、子供ではなくいい年をした大人の行動です。子供たちもしっかり見聞きしています。変な言い逃れはかえって醜態をさらすだけです。
教育者という前に一人の人として、しっかり自分のしたことを反省していただきたいと思います。

日本の教育現場は今こんな程度なのですか、と疑いたくなるような悲しいニュースです。
ほかの大多数の教育者の方々はどんなふうに思ってみえるのでしょうか。

将来の日本を担っていく子供たちを教育する学校です。教育者たる人々は、きちんと襟を正し、それなりの覚悟と責任をもって望んでいただきたいと切に思います。