名古屋市北区が主宰するイベントが気になったので紹介します。

それは黒川近くに点在する恋愛スポットを活用し区の魅力を発信するというものです。
その名も「ランニングコン 黒川恋の道」ですって。黒川沿いを走りながら異性との会話を楽しむれっきとした婚活イベントで、12月15日に開催される予定なんだそうです。
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区によると、黒川に架かる「夫婦(めおと)橋」は、黒川沿いにかつて流れていた用水路に架かる橋と並ぶ様子が連れ添うようだったことから、そう命名されたそうです。へー、知りませんでした、ネーミングにもいろいろと由来があるんですね。
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黒川の右岸近くの「多奈波太(たなばた)神社」には、織り姫とひこ星にまつわる伝説が残るそうで、境内に生える「乳イチョウ」は、母乳に恵まれる効果があるとされているそうです。
この神社の「多奈波太(たなばた)」という名前には以前から興味がありましたがやはり織姫伝説が関係していたのですね。
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区の担当者によると「男女15人ずつが2列になり会話をしながら黒川沿いなどの約三キロをゆっくり走り、恋愛スポットを訪れる。走った後は軽食を楽しんだり、木工細工を体験したりして、異性との交流を深めてもらう。」という事のようです。いいですね。

対象は二十五歳以上四十五歳未満の独身の男女で、参加費は二千円。異性と話しながら約三キロを走りきれる体力があることも条件となります。男女各十五人の定員になり次第、募集を締め切るそうです。

また区の担当者は「今回の企画が若い世代に区の魅力を知ってもらうきっかけになれば。もしカップルや夫婦になったら、再び北区を訪れてほしい」と話しているとのことでした。
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北区も行政らしからぬ粋なイベントを企画するようになったんだなと感心しました。
昨今男女の出会いが少なくなっているのでしょうか、独身者が増えています。特に女性に比べ男性の未婚率は20%を超えているそうで、将来的な人口減少にもつながり社会問題となっています。

このイベントがきっかけで、少しでもカップルが誕生すればいいことです。そうなればまさに「多奈波太(たなばた)神社」の御利益かもしれませんね。
それを仕掛けた北区の役所の方々のファインプレーです。「アッパレ!」

※中日新聞webの記事から抜粋しました。