映画「ジョーカー」を見てきました。
この「ジョーカー」は北米での公開初修の興行収入が約100億円となり、10月公開作品の初週興行で過去最高額を記録したそうです。
まず「ジョーカー」についてですが、アメリカンコミックスのスーパーヒーロー「バットマン」に登場する最強の敵だとされ、不気味な笑い声で狂気なキャラクターです。
「バットマン」のTV版は1966年から1967年に日本でもテレビで放送されていました。
リアルタイムで見てたと思います。バットマンと敵の格闘シーンがありますが、殴った時にラッパのような擬音が出て、英語の文字が吹き出しのように画面に出ていたように記憶しています。そのような画像を見るのは初めてでとても新鮮でした。
リアルタイムで見てたと思います。バットマンと敵の格闘シーンがありますが、殴った時にラッパのような擬音が出て、英語の文字が吹き出しのように画面に出ていたように記憶しています。そのような画像を見るのは初めてでとても新鮮でした。
バットマンと相棒のロビンが乗るバットマンカーもかっこ良くて憧れでした。
映画の話に戻ります。その敵役の「ジョーカー」の生い立ちを描いたのがこの映画です。
とにかくシュールな内容で、1人の男が悪の権化「ジョーカー」に生まれ変わっていくさまをリアルに表現されていました。一言でこの映画を表すと「重たい」と感じました。
僕は予備情報なしで行ったので、娯楽映画かと勝手に思っていました。まったく正反対の映画です。もちろんバットマンは登場しません。
ただ、バットマンがまだ子供時代の姿は登場しています。もうすでにこの頃からジョーカーと出会っていたなんてよくできたストーリーです。
主役を演じたのは、ホアキン・フェニックス、勝手に笑い出す病気を持っているこの異質な役を見事にこなしています。迫真の演技で、徐々に心が侵され、ジョーカーに変わっていく様を表現しています。
彼の常軌を逸した行動は、次に何が起こるのだろうと途中で飽きることなく2時間見させてくれます。殺人シーンなど少しグロテスクなシーンがありますが、人間の本性とは何だろうと考えさせられます。母親の愛情が失われた時、人は道を外してしまうのでしょうか。理解に苦しむ部分も多々あります。どう理解するかは見る者の解釈の仕方で評価が変わると思います。ややわかりづらいところもありましたが、十分に楽しむことができました。
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