名古屋の東山動物園で5月に死んだミシシッピワニの胃から330枚以上の硬貨が見つかっていたというニュースがありました。
死因は老衰で、この硬貨を飲み込んだことが直接関係していることはなさそうですが、なぜこのようなことが起こったのでしょうか。
なんでもない池の底にコインが沈んでいる光景をたまに見かけます。「まさかトレビの泉じゃあるまいし」って思いますが、その「まさか」の影響が大きいのでしょうね。
”トレビの泉では後ろ向きにコインを投げると願いが叶うと言われています。コイン1枚で再びローマに来ることができ、2枚で大切な人と永遠に一緒にいることができ、3枚で恋人や夫・妻と分かれることができるという言い伝えがあるそうです。”
そのことから、勝手にコインに願いを込めて池に投げ込むのでしょうか?でも普通の池にコインを投げても何の御利益もありません。神社で手を合わせお賽銭箱に投げた方がよほどいいと思います。
そんなことで動物に被害があったら、人間の身勝手な行動による動物虐待になってしまいます。
一方でプラスチックごみが環境に悪影響を与えている問題もあります。
鯨の胃から大量のプラゴミが出て以前大きな話題になりました。
カメの鼻にストローが刺さっていた事例もありました。
眼には見えないような微細なマイクロプラスチックごみを魚が体内に取り込み、その魚を人間が食べ、今後どのような影響が出てくるのか今のところはまだわかりません。
世界の大手企業や飲食チェーンなどで脱プラスチックの動きが出てきました。
ようやくプラスチック製の物を排除していこうという取り組みが広がりつつあります。
コインもプラスチックもすべて人間が行っていることです。
地球上のすべての生物は、人間がもたらした環境の変化にただついていくしかありません。
人間のことだけではなく、地球全体のことを考えていかないと環境悪化を止めることにはなりませんね。
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