少し前のことになりますが、先月出張で福島県勿来から仙台に移動しました。
当初、常磐線でまっすぐ北に向かって、仙台に行けばいいと考えていたのですが、これが大きな間違いでした。名古屋駅で切符を購入するときに初めてわかったのですが、常磐線は東日本大震災から8年経った今でもまだ不通の区間があるのです。富岡駅と浪江駅の間がまだつながっていません。
JR東日本により富岡駅から原ノ町駅までバスの代行運転があるのですが、本数が少なく、時間も非常にかかります。
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調べてみると一番早い移動手段は、いわき駅まで常磐線で行き、そこで高速バスに乗り換え郡山駅まで行き、さらに新幹線に乗り換えて仙台に行くというルートでした。

このバスは初めて乗ります。いわき駅から郡山駅まで所要時間は約90分です。
車中で撮った写真です。最前列の席に座れたので視界は抜群です。
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座席前のポケットには、小冊子がありました。飛行機や新幹線のグリーン席みたいですね。
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地域のグルメスポットなどが紹介されています。
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少しうたたねしているうちに郡山駅に到着し、ようやく新幹線に乗り換えです。切符の変更で窓口に行ったのですが、そこで結構手間取り15分ほどかかって、仙台に到着したのは午後8時過ぎのことです。勿来駅を4時40分ごろ出発して3時間40分ほどかかりました。
なかなかしんどい移動でした。

福島の方々はまだまだ交通網が整備されてなく、ご不便をされていることがあるということがわかりました。一体この状態はいつまで続くのでしょう。
先ほどの不通の区間は、事故のあった原発に近く、現在でもまだ放射線量が高いそうです。
線路や駅などの復旧工事が進まないのはそのせいもあるのでしょう。

その昔、原発は電気を作るコストが火力などに比べて安いということが売りでした。しかし、それは大きな間違いだということが世界中に知れ渡りました。なおかつ、原発を存続させようとする政府の考え方はまったく理解できません。東日本最震災が起こった直後にドイツのメルケル首相はいち早く脱原発を宣言されました。日本に比べて地震の少ないドイツでさえその判断を下したのです。それはスピーディーで大英断だと思います。何年先かわかりませんが、きっとこの決断は称えられることになると思います。それに比べてわが日本はまだ原発にしがみつこうとしています。何を守ろうとしているのか、国民の安全をどう考えているのか、日本中の国民が安心して暮らせる国にしてもらいたいと思います。

先日新しい閣僚が発表され、環境大臣に任命された小泉進次郎氏が「原発をどうやったらなくせるのか、どうやったら事故の恐怖におびえることなく生活できる日本を描けるかを考え続ける」と発言されていました。そして「明日、福島に行きます」「しっかり働きたいと思います」と精力的に答えていたのが印象に残りました。復興大臣政務官という立場も兼務しつつ、日本のある意味一番深刻な問題に取り組まなくてはいけないわけで、小泉氏の試金石となることは間違いないと思います。
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これから原発に対する政策がどのように変わるのか、大いに期待したいと思います。