今回は、アメリカ出身のバンド、シルバーの「恋のバンシャガラン」をご紹介します。原題は「Wham Bam(Shang-A-Lang)」です。
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1976年にこの「恋のバンシャガラン」がアメリカでヒットし、アルバム「シルバー」を発表しましたが、グループはその後解散してしまいます。結局この1枚のみしか残されていない為、ある種、幻のバンドと言ってもいいかもしれません。知る人ぞ知るってバンドですな。
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今回ネットでメンバーの写真を探してもあまりヒットしません。そのくらいレアなグループなんですね。
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シルバー?そんなバンドあったかな?と思われるかもしれませんが、おそらく曲を聴くと「あ、聞いたことある」って思われるんじゃないかと思います。(現在50歳以上の方に限りますが)

曲風はウェストコーストサウンドといった感じで、ハーモニーを重視する軽めのアメリカンロックという仕上がりになっています。

メンバーの中でトム・レドン(ベース)はあのイーグルスの初期メンバーのバーニー・レドンの実の弟です。

僕は昔この曲が気になっていまして、長いこと誰の曲かわかりませんでした。やっと「シルバー」だとわかっても、「それ誰?」みたいな感じで最初はピンと来ませんでした。

ところで「バンシャガラン」って何?って思いませんか。

Shang-A-LangはSing arong(合唱)のくだけた言い方らしいです。友達同士で軽く歌うようなイメージなのかな。
Wham Bamは「ドタバタ」「ガタゴト」のような擬音らしいので、要約すると「みんなで歌って騒ごうぜ!」みたいな感じの意味のようです。
とすると「恋の」は何なの?となりますが、おそらくよく邦題に意味もなくつける謎の「恋の」だと思われます。昔は本当にいろんな曲に「恋の」がついていますからね。これ付けときゃとりあえず格好がつくと思われてた節があります。

それではシルバーの唯一のヒット曲「恋のバンシャガラン」をお聴きください。