外では政治結社のような団体が大音量で何やら叫びながら何台も街宣車を走らせている。そう、5月3日……憲法記念日だ。


街で学生さんを対象にアンケートをとった「5月3日が何の日か知っていますか?」すると「ゴミの日」という回答が多かったと昨日の新聞が伝えていた。

それも間違いではないが、できれば「憲法記念日」と答えてほしいところである。

この日になると、改憲派と護憲派の論客がテレビで討論する。
また、憲法に関する番組も少なからず放送される。

国民に少しでも関心を寄せてもらうためだ。


個人的な意見として聞いてもらいたいが、憲法9条は素晴らしい条文であると思っている。
世界でもあまり類がないと聞く。
9条は堅持してほしいがその他の憲法のことはよくわからないが、時代にそぐわない内容であれば改めることを検討してもいいのではないかと思う。

憲法9条  条文 
  1. 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる 戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
  2. 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の 交戦権は、これを認めない。

簡単に言うとどこの国とも戦いません、と言っているのである。

不戦という選択は最も気高く勇気のある決意なのではないか 。
もっともこの憲法の作者は日本人ではなく、アメリカ人なので、日本の国力を削ぐためだとも言われている。

 歴史を振り返ってみたい。
インドのマハトマ・ガンジー 氏、インドの独立運動で「非暴力、不服従」という手法でイギリスから独立を勝ち取った。
世界はこれを称賛した。

 そのガンジーの影響を強く受けたのがアメリカのキング牧師である。
彼は当時まだ人種差別が横行していた時代に、ある事件をきっかけに立ち上がり、「非暴力主義」を貫き裁判で勝利している。
のちに行った「I Have a Dream 」(私には夢がある)の言葉を含んだスピーチはあまりにも有名である。

それは綺麗事だという人がいるかもしれない。
しかし、戦争で本当に解決するのだろうか、疑問になる。

なぜならば戦争は憎悪を生む。暴力には暴力で返されその連鎖が止まらなくなる。
そして、いつもその犠牲になるの罪のない国民だ。

アメリカがイラクに侵攻し、フセイン政権を倒した。その結果、9・11の悲劇につながってしまった。

その後も、ビンラディン容疑者を亡き者にするが、新たなテロ集団が発生し、この負の連鎖は終焉が全く見えてこない。

憎悪が憎悪を生み続けあるいは膨張しているのではないか、とさえ思われる。

はっきりしていることは、ひとたび戦争が起これば勝とうが負けようがどちらも大きな痛手を被る。
それと同時に多くの人の命が奪われてしまう。

我々人類は高い知能や感性を持つ生き物である。

非暴力による解決方法ができないものかと思う。

「戦争」とは人と人が殺し合うことに他ならない。
世界中でそれを望む人はいないと思う。

本当に憎むべきものは国や人ではなく「戦争」ではないか。