最近、高齢者ドライバーの運転ミスが原因と思われる痛ましい事故のニュースが後を絶ちません。
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2016年11月に高齢者ドライバーの問題について、僕もブログで書いています。

「まだまだ大丈夫だ」という過信が悲しい結果を作っています。若い方が犠牲になられていることが多く本当に耐えられない気持ちです。
車は便利な乗り物です。公共交通機関がない地域の方にとっては、大切な足となっていることでしょう。しかし、その便利で大切なものが、人の命を奪ってしまうかもしれないと考えるとどうでしょう?
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もちろん自分ではそんなつもりはない訳ですが、ある日突然犯罪者になってしまうかもしれないのです。
そんな危険性をもっと周知していくことが大切なのでしょうね。今のところ、ご本人が返納することを決断するしか方法がありません。ご家族や周りのコミュニティなどが積極的にそのような勧めを続けていくしかないです。

そんな折、名古屋市が免許証返納者に名古屋市の交通機関である地下鉄、市バスで利用できるICカード、「マナカ」に5000円分のチャージ券を交付するという発表がありました。
対象になるのは昭和25年4月以前に生まれた方ということで、大体69歳以上の方となります。
知りませんでしたが、昨年も同様の事業が行われていた模様です。
また、名古屋市では65歳を越えると、地下鉄や市バスを無料で利用できる「敬老パス」があります。5000円というのはその負担額の上限に相当します。
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返納をしようか迷っている方の、背中を押すことになればいいですね。
また、ほかの自治体がどのような取り組みをされているかわかりませんが、このように自治体が積極的に、免許返納に関わっていけば、返納する事が常識に変わっていく流れが作れるかも知れません。

また、思い切って車を持たないという選択肢も注目されています。ある試算によると経済的にも負担が軽くなるという結果も出ていました。
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事故を起こしてしまってからでは、取り返しがつきません。
身内からそんな不幸なことを起こさせないように、したいものですね。
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