さて今回はザ・バンドの「ザ・ウェイト」です。

ザ・バンドは1967年カナダで結成されました。あのボブ・ディランのバックバンドをしていたことで有名です。

1959年、アメリカのロックンローラー、ロニー・ホーキンスが彼のバックバンドとともにカナダに活動拠点を移しました。そのメンバーのほとんどが脱退したため、カナダでメンバーを募ったところ集まったのが、のちのザ・バンドとなります。
ロビー・ロバートソン(ギター)、リック・ダンコ(ベース)、リチャード・マニュエル、ガース・ハドソン(ピアノ)にもともとのメンバーであるリヴォン・ヘルム(ドラムス)です。

1964年ロニー・ホーキンスと意見の相違から別れ、活動していたところ、ボブ・ディランのマネージャーの目に留まり、ディランのバックバンドに抜擢されました。
ちょうど、その頃ディランもアコースティックギターからエレキギターに路線転換する時期と重なり、従来からのフォークファンから壮絶なブーイングを受けたと言います。しかし、そのことが逆に彼らの知名度を上げることになったのです。
1968年からバンド名をザ・バンドとし、最初のアルバムをリリースします。そこからのシングルカットが「ザ・ウェイト」です。映画「イージーライダー」に使われたことで広く知られることになりました。また、1969年にはウッドストックコンサートにも出演しています。

「ザ・ウェイト」とは「重荷」という意味です。
新約聖書の中にかかれてあることに関連していると言われていますが、歌詞の意味が難解だとアメリカでも言われているようです。

ザ・バンドが世の中に大きくステップアップした名曲です。
では「ザ・ウェイト」をどうぞ。