先回このシリーズでロッド・スチュワートを取り上げました。そのロッドがもしかしたら一緒に組んでバンド活動したかもしれないのが、このベック・ボガート&アピスです。

そのベック・ボガート&アピスの「迷信」(原題Superstition)をご紹介します。
0-081127-08

1969年セッション企画が持ち上がり、ジェフ・ベック・グループを率いていたベックは、当時ヴァニラ・ファッジで活動していたティム・ボガート(ベース)とカーマイン・アピス(ドラムス)による強力なリズムセクションに衝撃を受けたようです。また、ボガートとアピスもベックの才能を認識しておりセッションが実現します。そのながれから新グループ結成へと動き、その時、ジェフ・ベック・グループのボーカルだったロッド・スチュワートに白羽の矢が立ちますが、ロッドはフェイセズに加入してしまい、最終的には3人でバンドを始めることになったのです。
img_1573-e1527731290416

そんな間柄のこの4人ということで、今回はベック・ボガート&アピスを紹介します。と言っても彼らのバンドとしての活動期間はわずか3年しかなく、最強のトリオと言われていましたが、大きなヒット曲は出なかったと思います。才能あふれるミュージシャンが集まっても、一般大衆に売れる曲となるとまた別問題なんでしょう。

スタジオ録音のアルバムは結局1枚だけしかリリースされませんでした。セカンドアルバムの完成を前に解散してしまったからです。
51Ek1fb7FtL._SX355_

また、絶頂期の1973年に日本公演を行っています。日本武道館、名古屋市民会館、大阪厚生年金会館と回り、大阪公演の模様がのちに「ライブ・イン・ジャパン」としてアルバムリリースされています。この時に見に行かれた方はとてもラッキーです。もう二度と見ることはできないのですから。
img_0

と話が少し長くなりましたが、僕がこのグループで印象に残っているのが、この「迷信」、スティービー・ワンダーのカバー曲です。ソウルフルな原曲に対し、バリバリのハードロック調に仕上げられており、初めて聞いた時に思わず「カッコいい」と思いました。特に出だしのギターソロはこの原曲のイメージとはかなり違っています。ギターはもちろんのこと、アピスの切れのいいドラムテクニックが一層「迷信」をロックに仕立てています。

スーパーグループ、ベック・ボガート&アピスで「迷信」をどうぞ。