今、日本全国のゴルフ場は一部を除いてどこも経営難で苦しんでいるようです。

ちょっと面白い記事があったのでご紹介します。

静岡県の浜名湖カントリークラブのお話です。
2002年から赤字に陥ったそうです。そこで経営を黒字に転換するため、経費などを見直す中で電気料金が2000万円と大きな負担となっていることが、わかったそうです。
たまたま立地的に風力発電の好適地ということ、さらに周りに民家が少なく周辺の理解も得られたことから、風力発電事業を始められました。
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太陽光発電設備、風力発電設備を合わせて総工費3億3500万円、うち9100万円を国からの補助金で賄い、2006年から売電事業をスタートしました。

当初は反対意見もあったそうですが、風車がクリーンエネルギーのシンボルとなりコースのイメージアップにつながり、売電事業を始める前より約2割も来場者を増やすことに成功しました。
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当初の計画では、売電収入2000万円見込んでいましたが、2017年には2800万円の売り上げになり利益も1100万円と、投資回収のめども立ってきたと言います。
今後はメンテナンス費用などが課題としてあるようです。
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今回の試みは、コース内に巨大な風車塔を設置し、駐車場の屋根に太陽光パネルを設置するというものです。風に対する立地条件もありますが、経営で悩んでおられる多くのゴルフ場には朗報ではないかと思います。
生き残りのための一つの方法が生まれたのではないかと感じました。