今回は、10CC最大のヒット曲「アイム・ノット・イン・ラブ」をご紹介します。

まず10CCというバンドですが、1972年にイギリスで結成されました。
グレアム・グールドマン、エリック・スチュワート、ロル・クレーム、ケヴィン・ゴドレイの4人がオリジナルメンバーです。1976年までこのメンバーでした。その後、クレームとゴドレイが脱退し、グールドマンとスチュワートが中心になって活動を続けています。

少しずつ彼らの才能が世の中に浸透され、1975年のリリースされた3枚目のアルバム「オリジナル・サウンドトラック」からシングルカットされた「アイム・ノット・イン・ラブ」が全英で1位、全米でも2位に輝き、10CCの代表曲となりました。
この曲は、壮大なバックコーラスで仕上げられています。マルチトラック・ボイスと言われる手法で当時としては革新的な構成でした。これは現代でもまったく通用する曲だと思います。

メンバー3人のコーラスを多重録音で作り上げたサウンドは、とても柔らかな綿のようなもので包み込まれたような、優しくて美しい音楽になっています。

この曲の大成功で10CCは世界的に評価を高めることになりました。

それでは10CCで「アイム・ノット・イン・ラブ」お聴きください。