全世界での累計興行収入約529億円を記録した映画「GODZILLA ゴジラ」の続編のポスターが発表されました。
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ストーリーは前作から5年後の世界が設定されているようです。
前作に続き渡辺謙さんが芹沢猪四郎博士役で出演しています。

プロモーション用の映像にはなんとあの懐かしの怪獣たちが登場していました。
モスラ、ラドン、キングギドラです。

僕が小学生の時、怪獣特撮映画が全盛時代でした。東宝はゴジラシリーズで一世を風靡し、世に「怪獣ブーム」を巻き起こしました。その東宝の大成功により、大映はガメラシリーズを作り、日活までもガッパという怪獣映画を作ったほどです。

1964年に封切された「三大怪獣 地球最大の決戦」でゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラの怪獣たちが勢ぞろいしました。これは子供心に胸が躍るような映画でした。
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この映画では、今まで人類の敵だったゴジラが、地球を侵略に来たキングギドラに対しモスラやラドンとともに地球を守る側になっていたのが印象的でした。まあ、今考えればめちゃくちゃな設定ですね。
でもキングギドラは強くてカッコよく、僕ら少年たちをひきつけたことは間違いありません。敵なのに、本当に魅力のある怪獣でした。3つの竜の首を持ち、それぞれから光線を出します、そして翼があり空を飛ぶこともできるので、相当手ごわい相手です。この映画で初めて登場し、その圧倒的な存在感に一気に人気怪獣となりました。以後、たびたびゴジラを苦しめることになります。
その怪獣たちが55年の月日を経て復刻するというのは、昔の映画をリアルタイムで体験している者にとっては大変懐かしくもあり、感動的な出来事だと思います。

当時の少年たちは皆怪獣を含め特撮ものが大好きでした。テレビのウルトラマンシリーズとか絶対に見ていました。

ハリウッド映画でゴジラシリーズを制作されるというのも、感慨深いですね。50年前には到底考えられないことです。裏を返せばそれだけハリウッド映画が衰退しているということのようです。長い間世界の映画の中心で引っ張ってきたハリウッドも凋落の一途をたどっていると聞きます。なかなかヒット作に恵まれず、仕方なくリメイク作品にすがっているという話を聞きました。

映画そのものも昔は娯楽の王様という存在だったのが、現在ではそうでもないという地位になり下がってしまい苦難の時代を迎えています。
そういう意味では、「ボヘミアン・ラプソディ」の大ヒットは明るい話題なのでしょう。

話が脱線してしまいました。
ゴジラだけでなく、モスラ、ラドン、キングギドラの復刻が懐かしく、あれから50年経った今、ちょっと見てみたくなりました。