今日は、内視鏡検査の日です。昨年11月の人間ドックで、便潜血があり要再検査となりました。
こういう時、引っかかったという言い方をよくしますが、 僕は肯定的に考えます。もちろん再検査などないに越したことはありません。しかし、可能性は少なくても悪い箇所が見つかれば、それこそドックを受けた価値があるのではないでしょうか。

ですので、このような場合は、嫌がらずに再検査を受けます。3年ほど前にも同じパターンで内視鏡検査を受けましたが、結果は問題ありませんでした。今回も多分そうなると思います。 

大腸検査は、腸の中を全てからにしなければできません。当然前日の夜も午後9時以降は絶飲、絶食です。 個室に案内され、ひたすら下剤を飲まなければなりません。
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2リットルを10分間隔でコップ1杯ずつ飲み、チェックシートに記入していきます。
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お腹がグルグル言い出します。
順調に進み、お昼までには、検査受けることができる状態まで腸内洗浄が終わりました。
後は、検査の順番を待つだけとなりました。

当初2時ごろになりそうだと伝えられていました。
しかし、その時刻になっても呼ばれません。30分ほど経過した時に医師の方が、前の検査を受けられている方が、具合が悪く時間がかかっている、そのため時間が遅れるということを 伝えにきました。
その時はまあ仕方ないなあというところで待ち続けましたが、一向に呼ばれません。

流石にだんだん腹が立ってきましたので、チャイムで係りの方を呼び、「どうなってるのか 」「いくら遅れるとはいえ、限度がある」というような旨を伝えました。
すると、しばらくしてまた医師の方が詳細を伝えにきました。
遅れている理由を述べましたが、もうそんなことは聞きたくないと思いました。少しでも早く終わりたいと思うのが普通です。諸事情があると言われても、こちらが待っていることには変わりません。

「あなたたちは人を待たせることが慣れてしまって、平気になっていませんか?」 「もっと待つ身になって考えるべきではないですか?」「こんな状態なら、今日は帰らせてもらいますから」と言うと、「せっかくここまで準備していただいていますから、どうかそれは勘弁してください」と。僕もそう言ったものの本気で出直すつもりはなかったので、そのあたりで一旦矛を収めました。こういった時は自分らの都合を主張するよりも、客側の気持ちになって話をしないと火に油を注ぐ結果になります。人のふり見て我がふり直せ、ですね。

結局、当初の予定時刻から2時間遅れでようやく始まりました。
当然、気分は最悪の状態です。よほどのことがないと腹を立てたりすることがありませんが、この日ばかりは堪忍袋の尾が切れました。

まず最初、肩に注射を1本打ちます。腸の動きを鈍くするためだそうです。そしてカメラを挿入していきます最初のところは少し痛いですが、そのあとはスムーズに入っていきます。下腹あたりがカメラが入って行くのと、空気を入れていくため、圧迫され、鈍痛が伴います。検査が進み、結局ポリープを3箇所切って終わりました。
その切除する模様は横になりながらモニタリングすることができます。
器用に道具を使いカットします。切除した傷口のことが気になり、「勝手に修復するのですか?」と尋ねると「いえ、これからクリップで止めます」見ているとまた、別の器具がその傷口のところまで来て、うまいこと傷口を掴み「パチン」といってまるでホチキスのような要領で止めていきます。思わず「これはすごいですね」と言いました。この頃になると、先ほどまでの悪い気分はどこかへ行っていました。

全て終わり、ベッドから起き上がろうとした時、ちょっとよろけるようになりました。 わずか2、30分ですが、体にはダメージが残るのでしょうか。

着替えて、最後は精算なのですが、ここでまた、トラブル。受付で呼ばれ支払いを済まそうとするとまた少しお待ち下さい、と。やれやれ「また待たせるのか」とため息が出ました。
どうやら今日はついていないようです。 

長い人生において、まあこんな日もありますね。

P.S この日から1週間はアルコール、コーヒー、香辛料などの刺激物は一切禁止だそうです。酒とコーヒーを1週間絶つのはちょっと辛いですが、16日の解禁日を楽しみに過ごそうと思います。