少し時間がたってしまいましたが、日本漢字検定協会が毎年発表する今年の漢字は「災」でした。
地震や豪雨などの災害が多い年だった印象が一番強かったというところは、納得できますね。

皆さんまったく関心がないと思いますけど、気まま的な今年の漢字をこの場を借りて、発表いたします。

私が選んだ漢字は「成」成功の成、成る(なる)という字ですね。
sho_20130614

「災」はどちらかというと悪い方のニュースでしたので、明るい話題にしたいというのが第一の理由です。
今年のスポーツ界は、平昌オリンピックに始まり、日本人選手が世界の舞台で大きく羽ばたいた年という印象があります。バドミントン、卓球、テニス、従来届きそうでなかなか届かなかった金メダルや優勝という頂点に何人もの選手が輝きました。しかも若い世代たちが台頭してきたことが、驚きです。

え?どこに「成」が関係しているのか、ですよね。

将棋で王将、金将以外のコマが敵陣に入ると、その駒が「成る」ことが選択できます。歩兵、香車、桂馬、銀将が成った場合は金将と同じ動きとなります。
つまり、突如ポテンシャルが上がり、相手の脅威となるわけです。これを成金(なりきん)と言います。
前述した若いスポーツ選手たち、もちろん急にポンと強くなったわけではないと思います。これまでの地道な努力が実を結んだ結果だと思います。しかし、一般的な我々の目には急に成長したかのように映るのです。
つまり若い選手たちが「成った」ように僕には見えました。

また今年は何かと「平成最後の〇〇」などという言われ方をされます。確かにこの前のクリスマスなど、まさに平成最後のクリスマスでした。30年続いた「平成」という元号が後数ヶ月で終わろうとしています。その平成の一文字「成」ということもあります。

ちなみに今回の「災」の次点は「平」だったそうです。平和の平です。「災」とは対照的で面白い結果でした。
平成最後の年末に、次点の「平」と僕の選んだ「成」で平成、これをもって平成30年の締めくくりといたします。