エリック・クラプトンと言えば、世界の三大ギタリストと言われる偉大なミュージシャンです。
“ギターの神様 ”と称され、その昔は黒人音楽だったブルースを愛し白人の世界にもブルースを浸透させたとして名声高いまさにスーパースターです。
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しかし、その私生活は欲望と愛情、ドラッグと酒に溺れどん底まで落ちていきました。
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生い立ちの部分から始まりましたが、最初のくだりは正直なところ眠りそうになるのをぐっと我慢していました。しかし、ヤードバーズに加わって音楽活動を始めたあたりからは、しっかりと見ることができました。子供の頃は複雑な家庭環境もあり、社交的ではなかったようです。

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ビートルズのジョージ・ハリスンとは自宅が近いこともあり、夫婦同士で交流をしていました。しかし、そのうちにジョージの妻に恋をしてしまうのです。親友の妻に恋心を抱くなんて、決して許されることではないと苦悩しますが、自分の心を抑え切ることができません。そしてとうとう手紙で告白します。彼女のために歌を作って贈り一生懸命アタックしたものの、願いは叶いませんでした。
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何年かのちにジョージと別れ、ようやくエリックの元にやってきますが、今度はエリックの方が、他の女性に気がいってしまいます。本当に自堕落などうしようもない男です。

ミュージシャンとしては、スーパーバンド「クリーム」を立ち上げ、アメリカにおいても大旋風を起こし、天才ギタリスト「エリック・クラプトン」の名を世界に轟かせました。
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ジミ・ヘンドリックスやB.Bキングらとのセッションで次第に音楽界での交流を広げていました。ビートルズのジョージ・ハリスンとはプライベートでも仲が良く、ビートルズのホワイトアルバムのレコーディングに参加しています。
エリック・クラプトンが参加している「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・プリーズ」は鳥肌が立ちました。

しかし、いい時は続かなかったのです。この頃多くのミュージシャンらは当たり前のようにドラッグを使用していたようです。若くして命を落とした者も少なくありません。
エリックにも、ドラッグ漬けの毎日が訪れます。そして酒に溺れ、酔ったままステージに上がり、客と喧嘩になることもしばしば、30分でステージを降りてしまうこともあったようです。最低のミュージシャンに成り下がっていました。

一時は自殺を考えたものの、そうしなかったのは酒が飲めなくなるからという理由だったと語っていました。もうどうしようもないダメ人間です。そんなエリックに、地獄から立ち直るきっかけができました。愛する息子コナーの誕生でした。
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生まれて初めて家庭的な父親に変わろうとしていた矢先、ビルからの転落によりコナーを失うことになります。これをきっかけにまた酒浸りの生活に戻ってしまうのか、苦悩します。

しかし、そこで愛する息子のために曲を作ろうと考えが変わります。子供の頃、母親に捨てられ、自暴自棄になっていた時に音楽に出会い、ギターを弾くことで立ち直った経験がありました。今度もまた音楽に助けられることになりました。

そしてその後また子供に恵まれ、今は幸福な毎日を過ごしているようです。


僕は映画の中で3回くらい涙が溢れました。最初は愛するジョージの妻を想い作った曲「いとしのレイラ」のレコーディング風景からの曲が始まった時です。
そして、息子の死を乗り越え、「ティアーズ・イン・ヘブン」をアコースティックで歌う場面です。
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この曲とアルバムはこの年のグラミー賞を総なめにしました。その受賞のシーンも感動的でした。

B.Bキング、マディー・ウォーターズ、ジミ・ヘンドリックス、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディランとそうそうたるミュージシャンらが登場します。おそらくは貴重な映像ばかりから編集されていると思います。
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この映画は全編ドキュメンタリー映像をうまく編集でつなぎ作成されています。また、多くの関係者の肉声が随所に入り、その当時を振り返ります。

エリック・クラプトンという男、きっと「波乱万丈」という言葉はこの男のためにあるのではないかと思いました。・・・世界で最低なそして最高の男です。
彼のような生き方ができれば、男として最高かもしれません。ただし周りには大迷惑をかけることになりますがね。
そんな自由奔放な男の生き様を見て感動しました。