広島電鉄通称ヒロデンといえば、広島市内を今でも現役で走る路面電車だ。
以前このブログでも紹介したことがある。
このヒロデンはいろんな電車が走っていて僕は見ているだけでも結構楽しめる。

そのヒロデンにちょっと残念なニュースが入ってきた。(YOMIURI ONLINEより引用)

「レトロ電車」として親しまれてきた「大正電車」とドイツ製の「ハノーバー電車」の定期運行を今年から取りやめたのだ。
single100
大正電車は1912年の開業当時の車両を再現したもので84年の別の車両を使って再現されたものだ。車体前後についている救助網は往時の設備を装飾として取り付けているそうである。何とも哀愁の匂いがプンプン伝わってくるではないか。熱狂的な電車ファンならずとも一度は見てみたい、乗ってみたい、そんな衝動に駆られる電車だろう。

maxresdefault
ハノーバー電車は広島市と姉妹都市であるドイツのハノーバー市から84年に寄贈されたもので、当時の欧州でスタンダードだったスリムな車体と大きな窓が特長だ。この電車も愛くるしい顔をしていておそらく本物を見たら興奮してしまうのではないかと思う。この写真でも電車の後方に小さく写真撮影をしている人の姿が写っている。

ではなぜこの電車の運行を取りやめたのか。
その訳とは~ヒロデンでは2009年よりICカードによる支払いを全線で開始した。しかし、いずれも出入り口の幅が狭いためICカードの読み取り機が設置できず、利用者から「不便だ」と不満の声が上がっていたという。
howToRide02

今ではJR西日本の「ICOCA」やJR東日本の「Suica」など9種類の交通系カードが利用できるようになっている。広島電鉄は「レトロ好きで乗車した」という乗客の声も減少傾向にあることから、ハノーバー電車は今年3月まで、大正電車は今年6月までで定期運行を終了することにしたそうだ。
こういうところにもIT化の波が押し寄せてきたということか。便利さゆえにノスタルジーが犠牲になるのは仕方ないことだと理解するしかない。
なお、今後、大正電車は毎年6月に行われる「路面電車まつり」で展示され、ハノーバー電車はこれまで通り毎年12月にLEDランプやリースでデコレーションし走らせるとしている。

つまり年に一度だけ拝めるチャンスがあるという訳だ。

僕は熱狂的な電車ファンではないが、なぜか路面電車には特に愛着を感じてしまう。幼少の頃に乗っていたからだろうか。歳を重ねるにつれ伝統的なものや歴史的なものに興味を惹かれることが増えてきたように思う。この路面電車もその一つなのかもしれない。

レトロ電車に興味のある方はこの広島電鉄のHPに電車紹介ページがあるので、ご覧いただくと面白いかもしれない。