10月10日名古屋で2次リーグのセルビア戦が行われた。
最初のセットを15-25で落とし、やはり実力に勝るセルビアには歯が立たないかと思いきや、2セット目からは25-23で3セット連取し、セルビアに初黒星を付けることとなった。
96958APB1-2

逆転での勝利にはしびれた。セルビアはリオ五輪の銀メダルチームで現在世界ランク3位の強豪チームである。この日本戦まで1つのセットも落とさずに7戦全勝で進めてきたチームだ。

1セットこそ速攻であっさりと取られたものの、2セット目からは好レシーブが目立ち粘りに粘った結果だ。特にリベロの井上選手のファインプレーは目を引くものがあった。
201810100000885-w500_13
アタッカーの石井選手や古賀選手もよく拾いしっかりとつないでいたことが、セルビアの選手のミスを誘う結果となった。
もう一つ目立つのはブロックポイントが多いことだ。海外のチームと比べると身長差では不利なはずの日本だが、この試合のみならずこの大会ブロックがよく決まっている。奥村選手、荒木選手が相手アタックのコースの読みがズバズバ当たっていた。解説の真鍋さんによるとデータ分析がよくできていて、相手の攻撃パターンなどがミーティング通りに来ていたのではないかということだった。
20181010-OYT1I50037-N

そしてサーブも有効的にセルビアのレシーブを乱していた。この大会では以前多かったジャンプサーブが影を潜め、フローターサーブが多い。パワーは強いがミスも多かったジャンプサーブよりも、正確性を重視してボールの変化で崩す作戦なのだろう。

海外チームはパワーと高さで圧倒してくるが、ややプレーが雑に感じるところもある。また、セルビアは初めてセットを落としたことで、焦りなのか自分たちのリズムが途中からくるってきたように感じた。強いチームでも一旦歯車が狂いだすとゲームの中で修正するのは難しいことなんだろう。
エースアタッカーがミスを連発するとチーム全体に及ぼす影響は計り知れないのだ。

そういう意味ではセルビアに助けられた面も確かにあったが、その流れを作ったのは日本チームの守備力を中心とした繋ぐバレーといえる。攻撃面ではここの所よく使われている長岡選手が光っていた。要所要所でポイントゲッターになり、相手の攻撃を切る役目をきっちり果たしていた。
spo1810100040-p2

次のブラジル戦で1セット取れば、3次リーグへの進出が決定するという。ここまで来たら1セットと言わず3セット取って、次の試合に備えてもらいたいというのが日本中の願いだろう。

さあ、今夜大一番が始まる。