1971年当時売れに売れた曲がこの「霧の中の二人」です。


マッシュマッカーンはカナダ出身の4人組です。1969年にモントリオールで結成されましたが、1971年には解散しています。

現在60歳くらいの年代の人なら、この曲の題名もしくはイントロを聞いたらすぐに「ああ、この曲ね」とすぐにわかるほど有名な曲です。本国のカナダで10万枚、アメリカで50万枚、日本ではなんと100万枚のビッグセールスだったそうです。

調べてみるとこの曲はいくつかのいわくつきであることがわかりました。

まず、日本のオリコンチャートという音楽のランキングがありますが、邦楽も含めてこのチャートで1位になった洋楽は数少ないということです。その中の1曲です。ざっと挙げてみました。
1968年 マサチューセッツ(ビージーズ)洋楽で初めて1位に輝く
1969年 悲しき天使(メリー・ホプキン)ポール・マッカトニーがプロデュース
1970年 男の世界(ジェリー・ウォレス)チャールズ・ブロンソンが出演したマンダムのCMに使われた。「ん~マンダム」は当時流行った?
1971年 霧の中の二人(マッシュマッカーン)
1971年 ナオミの夢(ヘドバとダビデ)第1回東京音楽祭グランプリ曲
1972年 愛するハーモニー(ニューシーカーズ)コカ・コーラのCMで使われた
1976年 ビューティフル・サンデー(ダニエル・ブーン)日本では田中星児さんもカバー
1980年 ダンシング・シスター(ノーランズ)ディスコで大流行
1983年 フラッシュ・ダンス(アイリーン・キャラ)ご存知映画フラッシュ・ダンスのテーマ曲
1997年 キャンドル・イン・ザ・ウィンド~ダイアナ元英皇太子妃に捧ぐ(エルトン・ジョン)
この曲を最後に約20年間出ていません。
97年のエルトン・ジョンの曲以外はすぐに口ずさめる曲ばかりです。
ナオミの夢」と「愛するハーモニー」は名曲シリーズでも以前紹介しました。

また 原曲は長い演奏のあとにおまけのような形でこの「霧の中の二人」の部分があるそうです。
日本のプロデューサーがラジオで流すのにその前奏部分をカットしてリリースしたところ大当たりしたということです。また原題は「霧」でも「二人」でもない「As The Years Go By」、タイトルの意味がまったく変わってしまうというのは日本ではよくあることですが、この曲もその一つの例でしょう。

残念ながらほぼ1発屋で終わってしまった感じで、もう少し彼らのパフォーマンスを見たかったようにも思います。

1971年後楽園球場でグランドファンクレイルロードのコンサートがありました。あの伝説の雷雨の中のライブですが、その前座でマッシュマッカーンが演奏しています。

先ほどのオリコンチャートに戻りますが、1971年1月11日のチャートです。
1位 霧の中の二人 マッシュマッカーン
2位 悲しき鉄道員 ショッキング・ブルー
3位 男の世界 ジェリー・ウォレス・・・と上位3曲を洋楽が締め4位に「走れコータロー」、日本の曲が続き16位にビートルズの「レット・イット・ビー」17位にオリジナル・キャストの「ミスターマンデイ」などが入っています。
僕が洋楽に目覚めた年なので、とても懐かしく思い出されます。

ロックというよりも軽快なポピュラーソングといった曲でしょうか。親しみやすく日本でウケたのも何となくうなづけます。
それではお聴きください。マッシュマッカーンで「霧の中の二人」