今回はアメリカのコーラスグループフィフス・ディメンションの「輝く星座」です。
メンバーの入れ替わりがありましたが、1966年から1976年まで活動しました。
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多くのヒット曲を放っていますが、中でも最大のヒット曲の一つがこの「輝く星座」です。軽快なメロディーに彼らのハーモニーが合わさって独自の世界を作り出しています。
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それでも、リズムアンドブルースの路線だったデビュー間もないころは、ヒットに恵まれなかったそうです。そこでプロデューサーが、当時売れていたママス&パパスの黒人版を目指し、コーラスを重視した「黒いママス&パパス」路線に切り替えるとこれが大当たり。あっという間にヒットメーカーになりました。
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この曲はミュージカル「ヘアー」の挿入歌で、初めて全米1位となり、その年グラミー賞の最優秀レコード賞を受賞しています。まさに「輝く星」になった瞬間だったと思います。
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音楽から離れてしまいますが、グループ名の「フィフス・ディメンション」って素敵な名前ですね。それは「五次元」を意味します。
「五次元」とはいったい何でしょう?

簡単におさらいをいたします。
一次元・・・点と直線だけの世界、位置情報のみ
二次元・・・面で表され、位置情報に広さが加わる(縦+横がある)
三次元・・・面に高さが加わり立体で表される(我々が住んでいる世界)
四次元・・・三次元空間に別の次元が加わったもの。別の次元とは例えば「方向」と言われています。
また、「時間軸」という考え方もあります、私たちの三次元にも時間はありますが、コントロールすることはできません。縦・横・高さは変化させることができます。タイムマシンで過去や未来へ行くことができるのが四次元時空なのではないかと言われています。
さて五次元ですが、いろいろと諸説あるようです。「時間軸が無数にある」という表し方が最も理解しやすいのではないかとありました。「私たちの知っているこの現実世界のほかに、また別な現実な世界がいくつも存在する」というものです。パラレルワールドという言葉で言われたりもします。
「同じ場所に違う空間がいくつもある訳がない」と思ってしまいますが、一概にそうとは言い切れないかもしれません。そもそも宇宙が誕生する前はどんな世界があったのでしょうか。空間が存在したのかどうなのか、想像することもできません。宇宙は今も膨張し続けていると言います、まだまだ謎だらけです。(ブログ「日々是好日」より参考にしました)

四次元、五次元などの世界は我々一般人が考えても、全く想像することすらできません。SFの世界のお話しだとしか思えません。あのドラえもんが「四次元ポケット」なるものを持っていてそこからいろんなものを出していました。
話しが長くなってしまいましたが、言いたかったのは、今から50年以上も前にこのようなグループ名をよく考え着いたなあということです。

言葉の響きもよく、一度聞いたら忘れないようなネーミングです。とてもしゃれていながら、意味は奥が深い。素晴らしい名前だと思います。

それではお聴きください。
フィフス・ディメンションで「輝く星座」です。
 














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