秀悟は外科医だ。先輩の紹介で当直医のアルバイトを引き受けていた。
この日はたまたま先輩から当直医を変わってくれないかと相談を受け、田所病院に向かった。

そして、事件は始まる。
ピエロの仮面をつけた強盗?なのか、得体の知れない男が人質をとって病院に籠城する。

人質は秀悟の他にこの病院の田所院長、看護師の東野と佐々木、そしてピエロ男がこの病院に来る前にコンビニで怪我を負わせここまで連れてきた女子大生の川崎愛美の5人だった。

病院の中で、不思議なことが次々に起こる。
秀悟はなんとか警察に通報しようと試みるが失敗に終わる。

気がつくと秀悟は愛美を必死に守ろうとしていた。
命を張ってピエロ男に立ち向かっていたのだ。

佐々木看護師が何者かに殺されてしまう。
そのうちに田所院長の秘密が徐々に明かされていく。
ピエロ男が単純強盗目的ではないことが少しずつ分かってくる。
果してピエロ男の真の目的とは?

朝までに全てが終わる…はずだった。

しかし、意外な結末が待っていた。……

非常にテンポよくストーリーが進んでいき、グイグイと引き込まれていき、一気に読めてしまう。
病院内という閉ざされた空間というシチュエーションがドキドキ感を盛り立てる。
また、ピエロ男の目的がよくわからないため、展開が読めないところも面白い。

最後のどんでん返しは見事に予測を裏切ってくれた。

ピエロ男の「仮面」の他にもう1つの「仮面」があった。