学生の記者会見の翌日、今度は監督と名前が挙がったコーチの2名で記者会見が行われた。
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問題の悪質な反則プレイの指示については両者ともきっぱりと否定された。
学生の主張とは食い違う内容であった。

この場合、どう考えても学生の方が真実味がある。片や非常に具体性があり、片やつい昨日のことも記憶があいまいだというようにとても浮ついた印象を受けるからだ。
それに学生がこのことについて嘘をつく必要があるかという点もある、何も得るものはないように思う。

監督はルールに基づいてプレイすることをいつも教えてきたという。
では、反則を犯して退場になりベンチに戻ってきた選手に対してどんな態度をとったのか。通常なら「なんというプレイをするのだ」と叱らなければならないところだが、むしろ労うように迎えている。
そして不思議なことに、反則プレイは見ていなかったらしい、見たのは試合から3日後だったという、もしそうならば、試合後のミーティングで、「俺の指示でやったと言え」「責任は監督の俺がとる」この言葉は見てもいないプレイに対して言っていることになる。大学のトップレベルのチームでそんなおかしなことがあるとは到底思えない。

この会見は大学の広報部の方が司会を担当しておられたが、記者からの質問がまだ続く中で、なぜか一方的に打ち切ろうとした。そこで記者陣と押し問答になる、ある記者から「日大のブランドが落ちてしまうかもしれませんよ」と言われ「落ちません、余計なこと言わずに」と答えた。

日大の教育者である立場の監督・コーチの謝罪会見であるにもかかわらず、その司会者がいら立ってどうするのか、真に謝罪する気持ちがあるのか疑わしくなる。学生を守らずに自分らの立場を守ろうとしているのがありありだ。
一体この大学では、どんな教育がなされているのだろうと不安になるようなやりとりだった。

この一連の騒動を見て、この大学に入りたいと思う学生がどれくらいいるのだろうか。
来年の4月が見ものである。
このニュースは、日本国内のみならず、世界の国々でもニュースとして扱われているという。
世界中に恥をさらしている格好となっているのだ。

腹立たしいし、情けないし、恥ずかしい。

この会見を見て、まるで国会での官僚の受け答えを見ているようだとおっしゃった方がいた。
「相手のQBを潰してこい」と言ったことは事実だと認めながら、「けがをさせろとは言っていない」選手が勝手に勘違いしたと言わんばかりの答弁にあきれるというか、本当に教育者なのか疑いたくなる。解釈が違うとか、監督やコーチの意図と乖離しているとか、チーム内でそんな意思疎通の無いようでよく試合ができるな、というのが印象だ。

どうやら24日朝の情報では、試合直後に監督にインタビューした音声記録があるらしい、これでどちらの言葉が真実なのか明らかになり早く収束してもらいたいと思う。
なぜなら長引けば長引くほど学生たちが疲弊するからだ。

関東学生リーグの日大以外のチームから試合ができない日大の学生に対し、一時移籍など特別な対応を施して助けようという動きも出てきているらしい。

そんな温情が出ている一方で、元監督は緊急入院したそうだ。
何かまるで問題を起こした国会議員が取る常套手段のようで、とても見苦しく思う。


気の毒なのはアメフト部の学生らだ。何の罪もないのに試合ができず、宙ぶらりんな状態だ。
なんとか救済する措置はないものだろうか。毎日悶々と日々を過ごしている事だろう。
 
もう日大のプライドもすでに地に落ちてしまっている。
今のままでは、自らの保身しか感じられないし、風当たりはますます強くなるばかりだ。
理事長のコメントも聞こえてこないが、こうなると知らぬ存ぜぬでは通らないだろう。

早く真実を明らかにし、心底謝罪しなければ一つも前に進まない気がする。