さて今回は、1973年アメリカで1位に輝き、日本でも大ヒットした、黒人女性シンガーロバータ・フラックの「やさしく歌って」です。
原題は「Killing Me Softly with His Song」です。
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元々1972年に女性フォークシンガーのロリ・リーバーマンがリリースしましたが、ヒットしませんでした。
たまたまこの曲を飛行機の機内で聴いたロバータ・フラックが気に入って歌い、彼女のヴァージョンが大ヒットしたのです。
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実はこの原曲は、ロリ・リーバーマンが1972年に友人とあるクラブに行ったことから始まります。そこで当時まだ無名だったドン・マクリーンが歌う「Empty Chairs」という曲を聴きました。するとその歌詞が自分のことを歌っているようで大変驚いたそうです。まるで自分の日記や手紙を読んでいるのではないかというほどで、自分の世界に入っていきました。
その後すぐに自分の気持ちを紙に書き留め、ノーマル・ギンベルという作詞家に頼み、歌詞にしてもらいました。それにチャールズ・フォックスが曲を付けたそうです。

初めてロバータが歌うのを耳にしたのは、車で走行中でした。ラジオから流れるのを聞いてすぐに路肩に停め、自分の小さな体験が素晴らしい歌唱となっていることに驚き、しばらく動けなかったそうです。
ロバータが歌って世界的な大ヒット曲となったことを「歌ってもらってよかった」と語っています。
「Killing Me Softly」という歌詞は辞書に載ってないワードだそうです。かなり難解な意味の歌詞のようです。英語がわからない僕はそんなことも知らずにただ語感のみでうっとりするだけでした。


日本では、インスタントコーヒーのネスカフェのCMソングとして使われていた関係で、お茶の間でもよく流れていました。

当時有線放送などでもよくかかっており、何度耳にしたかわかりません。
ロバータ・フラックの少しハスキーで艶と透明感のある歌声はとても繊細で聞きほれてしまいます。
彼女の歌声に優しく包まれるような気分になり、まさに「やさしく歌って」というタイトルがしっくりきます。

個人的には歌の出だしのところが好きですね。

ではお聴きください。