先日も書きましたように、「節分イコール豆まき」というのは誰もが認める昔からの日本の習慣です。

しかし、近年節分の日に「恵方巻を食べる」という習慣が話題になるようになってきました。
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僕ら子供の頃にこの習慣は聞いたことがありません。

起源はどうやら大阪で、昭和の初期頃から始まったとされているようです。
しかし長い間、大阪でも知名度は低かったようで、私たち大阪以外の人間が知らなくても無理はないと思います。
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この恵方巻の風習が一気に全国区に広まるきっかけは、1989年セブンイレブンの広島のある店舗から仕掛けが始まりました。
そして1998年全国に広がり、2000年代以降になると急速に広まったようです。

つまりはごく最近広まった風習ということなんですね。

その年の恵方に向かって、巻きずし(恵方巻)を丸かぶりし、言葉を発せずに最後まで食べきると願い事がかなうとされていますが、信憑性には?マークがつきますね。
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個人的には今まで食べたことがありません。
また、食べようと思ったこともないですし、おそらく今後も食べることはないと思います。

恵方巻に関しては、少し悪いイメージがあります。
縁起を担いで食べるということはいいのですが、この風習を商業的に利用されているということが今一つ納得できません。
豆まきのように伝統行事というものは、そういうビジネスライクなものとは一線を画すものであると思います。

また、コンビニが仕掛けたことが関係しているかもしれませんが、恵方巻を売ることにノルマが課せられたりしていることです。アルバイトにまで及んでいるという話もあり、「願いがかなう」というような夢のある話とはかけ離れた現実が一層幻滅させます。
さらに、節分の日限定のことですから、1日過ぎればもう誰も買ってくれません。すると売れ残った恵方巻が大量に廃棄されることになります。
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いわゆるフードロス問題です。世界中で問題視されています。

世界を見渡せば食糧難で飢えた子供らがいる国もあるのに、この国ではそんな理由で食べ物が無駄になっていくわけです。どうしようもないことですが、何か腹立たしく感じます。

海外の方々から日本の「もったいない」という文化が素晴らしいと高い評価を受けていますが、その一方でそれとは違う新しい文化が芽生え始めていることも確かです。

この現実を皆さんはどう受け止めていらっしゃるでしょうか。
僕はとてもやるせない気持ちになります。
そんな気持ちにさせられる風習って何だろう?と毎年モヤモヤいたします。
恵方巻の風習には何の罪もありませんが、いざ商業ベースに乗ってしまうとそのようなことになってしまうという事なのかもしれません。