皆さん、山下達郎さんをご存知でしょうか?
若い方々にはあまり馴染みがないかもしれません。
1953年生まれで今年63歳になるミュージシャンです。
1973年にシュガー・ベイブというコーラスグループを結成し音楽活動を開始、1975年に「DOWN TOWN」を発表しレコードデビューしています。
1976年ソロアルバム「SIRCUS TOWN」を皮切りに「SPACY」「MOON GROW」と意欲的に発表します。
彼の特筆すべきは、とにかく音楽に精通しているということと、作曲し、楽器を演奏し、ヴォーカルを担当し、コーラスも自身で録音し作り上げるというマルチミュージシャンというところでしょう。
現在では珍しくなくなりましたが、当時は多重録音で自分でコーラスも担当するということはあまりされていなかったようです。
僕が印象に残っているアルバムがいくつかあります。
まず、一つ目は1980年にカセットテープのみで発売された「COME ARONG」。
カセットテープというのが時代を感じさせますが、ハワイのラジオ局という設定で、小林克也氏の流暢な英語でDJ風に達郎の曲を流していくという内容でした。今までにない形で当時僕らはよく聞きました。
2つ目は1980年に発表された「ON THE STREET CORNER」
「アカペラ」というのはわかりますでしょうか。いわゆる無伴奏曲のことです。
楽器を使わずにコーラスだけで曲を演奏するものです。
その「アカペラ」のアルバムですが、全曲コーラスも1人で録音して作り上げたものです。
「アカペラ」というジャンルを世に広めたのは達郎氏の功績だと思います。
3つ目は1982年発表の「FOR YOU」です。
人気もかなり出ていた頃発表されたアルバムです。これもよく聞きました。
アルバムジャケットのイラストは「鈴木英人」さんです。
特徴あるタッチで当時とても人気がありました。
1970年代後半から企業のCMソングも数多く手がけています。
中でも1989年、JR東海の「シンデレラ・エクスプレス」(もしくはクリスマス・エクスプレス)は一世を風靡しましたね。
この時使用された「クリスマス・イヴ」は一気に大ブレイクしました。(アルバムMERODIESに収録)
このCMの影響で「クリスマスは恋人同士で過ごす」という現象が一般化したとか。
大半が名古屋駅で収録されたそうです。新幹線の案内表示板が時代を感じさせます。
大半が名古屋駅で収録されたそうです。新幹線の案内表示板が時代を感じさせます。
先ほど音楽に精通しているとかきましたが、特にアメリカンポップス・ロック、ア・カペラ、ドゥーワップのオーソリティの一人と認められています。
TOKYO FMの「サンデー・ソングブック」というラジオ番組をご存知でしょうか。
達郎氏が自身の個人コレクション音源を使って放送しているオールディーズ専門番組。
「カルトな番組」「オタクな番組」と自ら公言するものの、2011年12月に放送1000回、2012年10月には放送20周年を迎え、TOKYO FMでも長寿番組となっています。
コアな音楽ファンからの根強い人気があるからこそ長年続いているのでしょう。
コアな音楽ファンからの根強い人気があるからこそ長年続いているのでしょう。
この番組の存在からも達郎氏の音楽に対する造詣の深さがよく表れていると思います。
その他にジャニーズ系にも曲を提供しています。
1997年「Kinki Kids」のデビュー曲「硝子の少年」は達郎氏の作曲、プロデュースで有名です。
2013年に65歳で急逝された故大瀧泳一氏とは長年音楽のパートナーとして活動されていました。
大貫妙子さんとはデビューからの音楽仲間です。
そして1982年に結婚したお相手は竹内マリアさん…と、彼の周りは音楽で固められています。
2013年に65歳で急逝された故大瀧泳一氏とは長年音楽のパートナーとして活動されていました。
大貫妙子さんとはデビューからの音楽仲間です。
そして1982年に結婚したお相手は竹内マリアさん…と、彼の周りは音楽で固められています。
ここでご紹介したのはほんの一部分です、そして現在も現役で幅広い音楽活動をされています。
日本が生んだ音楽界のスーパースターと言って間違いないと思います。
僕の一番お気に入り曲は、1978年発表のアルバム「GO AHEAD」に収録されている「潮騒」です。
バラード曲ですが、切ない感じがとても好きです。
バラード曲ですが、切ない感じがとても好きです。
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