26日の朝、窓から外を見ると真っ白雪景色でした。
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名古屋地方は2日連続の積雪となりましたが、ちょっと記憶にありません。

今年の冬はなぜこんなに寒いのでしょうか?

その答えは「ラニーニャ現象」が発生した影響によるものだそうです。

「エルニーニョ」とか「ラニーニャ」とか言葉は聞いたことがあると思いますが、それは何ですかと問われると答えられません。そこで調べてみました。

気象庁のホームページによると以下のように解説されています。
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エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれ、それぞれ数年おきに発生します。ひとたびエルニーニョ現象やラニーニャ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こると考えられています。
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赤い帯状になっているのがエルニーニョ、青く帯状になっているのがラニーニャ現象です。

南米沖の暖水を西に移動させる貿易風が強い年にはラニーニャ現象が発生しやすく、深海からの冷たい水が湧き上がってくることによって海面温度が低くなるのです。
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絵で見るとわかりやすいですね。

南米沖から遠く離れた日本の気候にも影響を及ばしているわけですが、南米沖の貿易風と深海の冷たい海水が原因だとは想像できませんよね。

海面水温が高いとエルニーニョ、低いとラニーニャ現象が発生するということがわかりました。
平年に比べ高いとか低いとか言いますが、どのくらい違うと思われますか。
答えは「0.5度」です。そうですたったの0.5度なんです。
あの広い海の海面水温の平均が0.5度上がったり下がったりすると、世界の天候に大きな影響をもたらすのです。干ばつや長雨、豪雨などその影響で農作物の収穫などにも大きな影響を与えます。

ところで、エルニーニョ、ラニーニャの語源は何だと思いますか。

スペイン語で、エルニーニョは男の子、ラニーニャは女の子を指すんだそうです。

あまりいたずらが過ぎるとママに叱られますよ。って言いたくなりますが。
なかなかこちらの思うとおりにならないから、子供の愛称がついているのかもしれません。

27日土曜日までこの寒さは続くそうです。
春の訪れが待ち遠しくなります。