仮面病棟に続く病棟シリーズ第2弾です。(前作のブログはこちら)
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病棟シリーズというだけに病院が舞台となるストーリーで、「医療ミステリー 」と言われています。

さて今回の主人公は、 倉田梓、職業は病院に勤める看護師です。

目覚めるとそこは病院のベッドでした。
なぜ自分がここにいるのか全くわかりません。
そして自分と同じくこの病院に監禁された男女5人の存在が明らかになります。
そこから5人の脱出ゲームが始まります。

この5人は全てが医療関係者、皆初対面同士だったのですが、共通項が自殺されたということになっている芝本医師と関係があることでした。

そして謎のピエロからのミッションが出され、それら全てをクリアしないと病院ごと吹っ飛んでしまう爆薬が仕掛けられていることが判明します。
タイムリミットは6時間、今まさにそのタイマーが動き出したのです。 

初めはお互いに協力し合うのですが、だんだんと隠していた秘密が暴露され、互いに疑心暗鬼になっていきます。 

誰がこんなことを仕掛けたのか?この5人がなぜこのような目にあっているのか?そして芝本は他殺だったのか?謎だらけの中 タイムリミットは刻一刻と迫ります、そして衝撃的な結末が待っていたのです。

一方、病院の外では刑事たちが動き出していました。行方の知れない人たちが多くいたことから事件性を感じたからです。
彼らは果たして間に合うことができのでしょうか?・・・

スピード感があり、息もつかせぬ展開でした。
とても面白く一気に読むことができました。