3,4カ月前のことになるが、手のひらでクルクル回して遊ぶおもちゃが話題になっていた。

「ハンドスピナー」という名前だ。
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最近あまり話題にならないのでその後どうなっているのか不明だが、一時は「禁煙中のストレスにいい」とか「自閉症や発達障害に効果がある」などと話題になった。

1990年代にアメリカのキャサリン・ヘッティンガーさんが重症筋無力症という病気を負っていて、娘と遊べる玩具として考案されたそうである。

こんなものである。
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指ではじいてクルクル回して遊ぶのだそうだ。
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遊び方としてはただそれだけで、なるべく長く回したり、持ち方を変えたりして遊ぶそうである。
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いろんな種類が発売されている
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これだけでは楽しさとか面白さがあまり伝わらないような気がする。

しかし、実際に回してみると不思議なことにそんなことが面白いらしく、じーっとただ回るのを見てしまったりするそうである。

集中力が増すとか手持ち無沙汰が解消されるというように言われている。
爪を噛む癖がなくなったという話も聞かれる。
小さくて持っていても邪魔にならず、低価格で電源も不必要、小さな子供からお年寄りまで誰でも気軽に遊べる、といったところが広まった要因なんだろう。


ある方がこれに関連してネットで興味深いことをかかれていた。
このおもちゃの特長は「手持ち無沙汰」の解消というところにあるとしたうえで、
人間は「何もしていない状態はつらく感じる」のだそうだ。

例えば満員電車で何もせずにいると時間がとても長く感じられる。
それを有効活用したのが「中吊り広告」だという。その視聴率は70%だそうだ。

僕は「何もしていない状態はつらく感じる」ということにすごく反応してしまった。

今まで考えもしなかったことだ。
何もせずにいるという状態は実際なかなか無いように思う。
つまり、それが我慢できないから何かしてしまうのだろうということになる。

確かに「何もしない」という状態を想像すると、苦痛かもしれない。

ということは、人は常に動いたり何か動作をしていたいという本能があるということになる。

その理屈から言えば、「ガムをかむ」「タバコを吸う」「貧乏ゆすり」「爪を噛む」「髪の毛を触る」などなどの行動は深層心理が共通しているかもしれない。

コアラやナマケモノが木の上でじーっと何もせずに長時間いたりするが、人間はそういう行動は耐えられないということになる。