愛媛県宇和島市に来ました。

ホテルに着き、 何気なく外を見ると夜空にお城が浮かび上がっているではありませんか。
「おお、宇和島城だ」
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ホテルで聞くとすぐ近くのようなので、明日の朝、散歩がてら行ってみようと思いました。 


さて、朝になりました。 門が開くのは6時からと聞きましたのでその時刻に合わせて向かいます。

南側に位置する「上り立ち門」(のぼりたちもん)です。
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市有形文化財に指定されているとあります。
江戸時代に作られた門がまだ現存しています。こういう歴史的な建造物は素敵です。

門をくぐると石の階段があります。
結構急な階段が続きます。
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すると何やら石垣の一部がシートに覆われています。
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復旧工事をしていると案内板がありました。
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お城の災害復旧と言えば、熊本城が連想されます。

地元のお年寄りの方に伺うと、地震とかではなく、長年の雨による侵食で石垣が崩れたようです。
この宇和島城付近は予算が少ないためほとんどメンテナンスがなされていないそうです。
確かに樹木が鬱蒼と生えており他の城付近の様子とは違います。

さらに進むとまた石垣が現れます。
建物が見えて来ました。
「城山郷土館」です。
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そしてまた階段を登ります。
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すると周りがひらけて来ました。
ようやく天守に着きました。
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日本で現存する12の天守のうちの一つで、国の重要文化財です。
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宇和島城は1600年ごろ藤堂高虎により創建され、1615年に入部した伊達家により石垣や天守などが修築されました。

全景はこんな感じです。
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この高さからの見晴らしは素晴らしいです。
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すぐ脇には工事車両が見えます。
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石垣の石がゴロゴロと転がっていました。
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よく見ると番号や記号がが付けられています。
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元の位置にきちんと戻すための手立てだと思われます。

石垣の工事中のところを見る事ができました。 
なかなか貴重なショットだと思います。 
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工事車両が上るための仮設足場です。
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帰りは登って来た南とは逆側の北口へ下ります。
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こちらはさらに急斜面です。
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すると何か変わったものがありました。
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立て札には「宇和島城の井戸」 となっていました。
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現存する3つの井戸のうち最も重要な井戸で厳重に管理されていたそうです。

そして下り切ると門があります。
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「桑折氏武家長屋門」(こおりしぶけながやもん) です。
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家老桑折氏武家長屋門です。別な場所から移転したそうです。

ここからは余談ですが、こんなポスターが目に入りました。
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「闘牛大会」 を告知するものです。
「闘牛大会 」って身近でないだけにすごく新鮮に感じました。
また、闘牛の名前が面白いですね。

少し歩くとこんな看板が。
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「宇和島市営闘牛場」 ですって?

知りませんでした、宇和島は闘牛の街だったんですね。
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最後に先ほど登った宇和島城を下から見上げた写真です。 
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