前から気になっていることがあります。それは「シミュレーション」という言葉です。
ちょくちょく耳にすることがあると思います。
意味は「現実に近い状況を模擬的に作り出すこと」です。
例えば、コンピュータを使って、東北大地震クラスの津波に東京が被災した場合の被害状況や避難経路をシミュレーションした結果はこれこれです、といった使い方ですね。

今「シミュレーション」と書いてますが、「シュミレーション」の間違いでは?と思っている方もいらっしゃるかもしれません。日本人によくある勘違いといいますか間違いなのですが、「シミュレーション」が正解です。英語のスペルを見れば一目瞭然です。「Simulation」

しかし、「シュミレーション」とおっしゃっている方が案外いらっしゃいます。正しい日本語を話す職業とされているアナウンサーの方でもよく聞いていると「シュミレーション」と言っておられる方をお見受けしますので、なかなか根深いものがあるように思います。
実は僕も長い間「シュミレーション」と言っていました。言い間違いではなく「シュミレーション」が正しいと思い込んでいました。間違いにも、言い間違いされている方、そして僕のように思い込んでいる方と2パターンあると思います。
ではなぜ「シミュ」ではなく「シュミ」と言ってしまうのでしょうか。
日本人にとって「シミュ」より「シュミ」の方が言いやすいということがまず一つの原因と考えられています。たしかに「シミュ」は言いづらいですね。日本語の中に「シュミ」は有っても「シミュ」という言葉はありませんからね。このように言いやすいように言葉が変化することを「音位転換」と呼ぶそうです。日本語にはよくあることだそうで、例えば「舌鼓」と言う言葉は「したつづみ」が正しいのですが、「したづつみ」と読まれてしまうことがあると言います。
映画「となりのトトロ」でメイちゃんがトウモロコシのことをトウモコロシと言ったり、オタマジャクシのことをオジャマタクシって言い間違えするのも音位転換の一例です。
しかし、元々は転換された言葉が時代を経てそちらが定着すると言う例もあります。
サザンカは元の読みはサンザカだったそうです、漢字で表すと「山茶花」なるほどサザンカとは読めませんね。アキハバラも元はアキバハラ、これも漢字で表すと「秋葉原」納得です。
また「新しい」は「あたらしい」と読みますが、「新たに」は「あらたに」と読みます。あれ?何か気がつきませんか?読み方によって「ら」と「た」が逆になりますね。これも音位転換の一例だそうで、元は「あらたし」という読みだったのが平安時代に「あたらしい」という読みに変化したようです。口に出してみると分かりますが「あらたしい」は言いづらいですね。
このように日本語は時代とともに変化していると言われています。
音位転換ではありませんが、「やばい」と言う言葉も本来の意味からかなり変わっていますね。昨今若い世代を中心に頻繁に使われる言葉となりました。僕らが子供の頃はちょっと怖いイメージの言葉でしたが、今や美味しい時、嬉しい時、楽しい時と全く正反対のシチュエーションでもよく使われています。本当にわからないものです。
と言うことは、何十年かすると「シュミレーション」の方が定着しているかも分かりません。
ちょくちょく耳にすることがあると思います。
意味は「現実に近い状況を模擬的に作り出すこと」です。
例えば、コンピュータを使って、東北大地震クラスの津波に東京が被災した場合の被害状況や避難経路をシミュレーションした結果はこれこれです、といった使い方ですね。

今「シミュレーション」と書いてますが、「シュミレーション」の間違いでは?と思っている方もいらっしゃるかもしれません。日本人によくある勘違いといいますか間違いなのですが、「シミュレーション」が正解です。英語のスペルを見れば一目瞭然です。「Simulation」

しかし、「シュミレーション」とおっしゃっている方が案外いらっしゃいます。正しい日本語を話す職業とされているアナウンサーの方でもよく聞いていると「シュミレーション」と言っておられる方をお見受けしますので、なかなか根深いものがあるように思います。
実は僕も長い間「シュミレーション」と言っていました。言い間違いではなく「シュミレーション」が正しいと思い込んでいました。間違いにも、言い間違いされている方、そして僕のように思い込んでいる方と2パターンあると思います。
ではなぜ「シミュ」ではなく「シュミ」と言ってしまうのでしょうか。
日本人にとって「シミュ」より「シュミ」の方が言いやすいということがまず一つの原因と考えられています。たしかに「シミュ」は言いづらいですね。日本語の中に「シュミ」は有っても「シミュ」という言葉はありませんからね。このように言いやすいように言葉が変化することを「音位転換」と呼ぶそうです。日本語にはよくあることだそうで、例えば「舌鼓」と言う言葉は「したつづみ」が正しいのですが、「したづつみ」と読まれてしまうことがあると言います。
映画「となりのトトロ」でメイちゃんがトウモロコシのことをトウモコロシと言ったり、オタマジャクシのことをオジャマタクシって言い間違えするのも音位転換の一例です。
しかし、元々は転換された言葉が時代を経てそちらが定着すると言う例もあります。
サザンカは元の読みはサンザカだったそうです、漢字で表すと「山茶花」なるほどサザンカとは読めませんね。アキハバラも元はアキバハラ、これも漢字で表すと「秋葉原」納得です。
また「新しい」は「あたらしい」と読みますが、「新たに」は「あらたに」と読みます。あれ?何か気がつきませんか?読み方によって「ら」と「た」が逆になりますね。これも音位転換の一例だそうで、元は「あらたし」という読みだったのが平安時代に「あたらしい」という読みに変化したようです。口に出してみると分かりますが「あらたしい」は言いづらいですね。
このように日本語は時代とともに変化していると言われています。
音位転換ではありませんが、「やばい」と言う言葉も本来の意味からかなり変わっていますね。昨今若い世代を中心に頻繁に使われる言葉となりました。僕らが子供の頃はちょっと怖いイメージの言葉でしたが、今や美味しい時、嬉しい時、楽しい時と全く正反対のシチュエーションでもよく使われています。本当にわからないものです。
と言うことは、何十年かすると「シュミレーション」の方が定着しているかも分かりません。