舘祐司の気ままなブログ

2020年12月

 ギタリストと言えば我々世代ではエリック・クラプトンの名を真っ先に思い浮かべることと思います。
ジミー・ペイジ、ジェフ・ベックとともに三大ロックギタリストの一人であります。

「いとしのレイラ」が有名でロックのイメージが強いですが、1992年アンプラグドというアルバムでエレキギターからアコースティックギターに持ち替え、新しいクラプトンの姿を見せ世間を驚かせました。従来とは違ったスタイルの名曲「ティアーズ・イン・ヘブン」をご紹介します。
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実はこの曲を発表される1年前に最愛の息子を事故で亡くしていました。大きなショックを受け自宅に引きこもった状態でしたが、息子コナー君に捧げる曲を作ることでその悲しみを乗り越えたと言われています。そんな背景を想像しながら聴くと何か胸が熱くなります。クラプトンは過去にもドラッグでボロボロになりそこから立ち直りました。ジョージ・ハリスンの妻パティ・ボイドに恋してしまい苦しんだこともあります。結果として奪うことになりました。先述の「いとしのレイラ」は彼女のことを歌っていると言われています。気ままブログ「いとしのレイラ」

そして「ティアーズ・イン・ヘブン」の成功をきっかけにクラプトンは親友であるジョージ・ハリスンをツアー活動に復帰させたのです。あんなことがあっても、ジョージとの男の友情は壊れなかったんですね。

若い頃のクラプトンもかっこいいですが、年を重ねて渋くなりまた大人の魅力ある男になった気がしてちょっと憧れますね。

それではエリッククラプトンで「ティアーズ・イン・ヘブン」をお聴きください。


もう1曲僕が好きな曲があるのでそれもご紹介します。
スティービーワンダーのカバーでI Ain’t Gonna Stand For It(邦題:疑惑)です。
この曲を初めて聞いた時、確か車を運転中だったのですが、なぜか涙が溢れてきました 。すごく感動したことを覚えています。改めて音楽って素晴らしいと実感しました。

 

さて本日はクリスマス・イブということで、クリスマスにちなんだ曲を選びました。
皆様よくご存知のジョン・レノンの「ハッピークリスマス」 です。
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タイトルはハッピーなクリスマスですが、曲の内容は反戦歌なのです。サブタイトルに「War Is Over(戦いは終わった)」とあります。
「君たちが望めば、戦いは終わるよ」と呼びかけています。
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ジョン・レノンは夫人のオノ・ヨーコさんとともに「愛と平和」を民衆に呼びかけていました。自身の音楽でそれを表現して訴えてきました。
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この曲がリリースされた1971年から今年で49年もの月日が流れましたが、未だ世界のどこかで戦争は続いています。残念ながらジョンの描いた世界にはなっていないのです。 なぜ人間同士が傷つけ殺し合うのでしょうか。僕には理解できません。戦争で被害にあうのは必ず弱い人々です。
約1年前から新型コロナウィルスの感染により世界中でたくさんの人の命が無くなっています。これこそが我々人類が立ち向かうべき相手ではないかと思います。人同士の戦争に労力や莫大な資金をかけている場合ではないでしょう。それをコロナ対策に向け今こそ世界が一丸となってこの共通の敵に対峙すべき時だと考えます。もし現状に甘んじていれば、本当に人類滅亡の危機が現実味を帯びてくるかもしれません。

4年前の12月24日にもブログでこの曲を紹介しました。
今年はジョンレノンの没後40周年に当たる年ですから、どうしてもこの曲を取り上げたかったのです。もし40年前に銃弾に倒れていなければ、80歳を迎えています。この年齢でポールとのセッションや息子ジュリアン君とのセッションなんかが見れたら素晴らしいことだったですね。

今年のクリスマスイブはとにかく静かにステイホームで過ごしましょう。 
それではジョン・レノンで 「ハッピークリスマス」 をどうぞ。
 

もう1曲「ラヴ」も良ければどうぞ。
 

日本でギタリストと言えば、高中正義をあげたいですね。
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1979年に発表した 5枚目のアルバム「JOLLY JIVE」に収められていた「BLUE LAGOON」で大ブレークしました。ラテン音楽の要素も盛り込んだ彼の音楽は、当時とても新鮮に感じました。
高中正義は東京出身で、1971年に加藤和彦氏が当時の妻ミカさんやつのだ☆ひろさんとともに結成したサディスティック・ミカ・バンドに参加しました。その辺りから頭角を現したような気がします。
サディスティック・ミカ・バンドという名称はジョン・レノンが結成したプラスティック・オノ・バンドをもじったものだということはすぐにわかりますね。この当時のミュージシャン達はシャレが効いてて実に面白いです。

そのバンドも解散となり残ったメンバーで1975年にサディスティックスを結成しますが、これまた1978年頃には自然解散となります。当時のメンバーは高橋幸宏や後藤次利などそうそうたるメンバーでした。サディスティックス在籍時からソロアルバムを発表していた高中正義はロックからフュージョンの方向に傾倒していきます。ちょうどこのころからフュージョンミュージックが徐々に台頭し始めました。
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初のソロアルバム「SEYCHELLES 」はタイトル通り南の島ののどかな雰囲気を醸し出していて、実にいい気持ちにさせてくれます。何回聴いたかわからないくらい聴きました。
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「BLUE LAGOON」は彼の一番のヒット曲でノリが良く爽快な気分になれますね。惚れ惚れします。
ちなみに「BLUE LAGOON」とはアイスランドにある温泉施設の名称なんだそうです。この曲がそれを指しているのかどうかはわかりませんが、LAGOONは水深の浅い水域のことを言うそうです。
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1981年にはアルバム「虹伝説」を発表しこれまたビッグセールスを記録したと思います。
昔から洋楽、邦楽と分けられてきましたが、もうこのころにはそんな分け方は必要ないくらい日本の音楽界も世界に通用するミュージシャンが続々と現れてきたと思います。

 それでは高中正義で「BLUE LAGOON」をお楽しみください。1980年当時のライブ映像がありました。
 

いよいよ今年も年の瀬を迎える時期になってきました。これまで経験したことのない年末年始を過ごすことになりそうです。

私なりに2020年を振り返ってみました。
1月〜中国、武漢で新型肺炎が発生しました。しかしこの時まだ海の向こうの話だと深刻に受け止めていませんでした。
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2月〜 新型肺炎でクルーズ船が横浜港に停泊することになり大きなニュースとなりました。そして、この新型肺炎はあっという間に世界に広がりました。
3月〜 コロナウィルスの問題により、東京オリンピックは1年延期となりました。また、選抜高校野球は戦争で行われなかったことを除いて初の中止となりました。スポーツ界にも大きな影響が出てきました。
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4月〜新型コロナウィルスにより緊急事態宣言が出されました。そして政府より布マスクの配布が決定されました。いわゆるアベノマスクです。プロ野球、Jリーグも開幕できない状態が続きます。世界では感染者数が300万人を超えました。
5月〜緊急事態宣言は解除となりましたが、夏の甲子園野球大会は中止が決定しました。
6月〜移動の自粛が解除になるなで、少しコロナ関係が落ち着き始めました。プロ野球、Jリーグもようやく無観客で開幕しました。
7月〜「Go Toトラベル」キャンペーンが東京を除外して始まりました。この時から「Go Toトラブル」と揶揄されていましたが、今12月になってそれが現実となりました。
8月〜かねてより健康状態の悪化を心配されていた安倍首相が突然の辞任を発表しました。一方アメリカでは次の大統領選候補に民主党はバイデン氏、共和党はトランプ氏が決まりました。
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9月〜菅内閣が誕生しました。しかし自民党の党員票は大幅にカットされ問題視する声もありました。また、二階氏の一言で菅氏に決まったなどという話もあり、国民の声が反映されていない総理大臣だということで早期に解散するのではという憶測も飛び交いました。
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10月〜「Go Toトラベル」キャンペーンに東京が追加されました。トランプ大統領がコロナ感染し、大きな話題となりました。トランプ氏はかねてからマスク否定派で、公のほとんどの場でマスクをしない姿が目立っていました。
11月〜一旦落ち着いていたコロナ感染者数が再び増加し始めました。「Go Toトラベル」の一部地域での自粛を呼びかける一方で中止はしないという方針でした。また大都市では飲食店などに時短や休業などを要請し、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状況に国民は振り回されました。
12月〜第三波と言われコロナ感染者数が最多を更新する日が続きます。医療関係者は崩壊の危機にあることを訴え、菅総理はようやく「Go Toトラベル」の一時停止を発表しました。

こうしてみますと、コロナに始まってコロナで終わる2020年と言えます。しかし、未だ終息の目処は立っていません。医療と経済の両立を考えなければならず、非常に難しい舵取りであることは間違いないと思いますが、国民の目からは政府に対しいい評価をする人はほとんどいないでしょう。とても残念なことですが仕方ありません。医療と経済のどちらを優先すべきかという議論がありますが、僕は医療だと思います。まずはコロナ禍を収束させて、次に経済の立て直しを図るという順だと考えます。「Go Toトラベル」は非常に中途半端なことをしてしまった感が否めません。かなり収束に近づいていただけに残念でなりません。ある医療関係者の方がおっしゃっていました。「感染者を減らすことが一番の経済効果になります」と。

このウィルスが最初に出たとされる中国では、1月2月の頃は感染者が一気に広がり一時危機的な状況になりましたが、その後終息してあまり中国のニュースも報道されなくなりました。何か良い策があるのならすぐに見習うべきだと思いますが。
 
僕は60年以上生きてきて今年ほど不安な気持ちにさせられたことはありません。目に見えないコロナウィルスという存在は不気味で恐ろしい我々の敵です。人間同士がいがみ合い戦争している場合ではないと思います。皆で力を合わせて人類共通の敵と戦い勝つことがまずは最優先するべきでしょう。
来年は延期された東京オリンピックが開催される予定です。今のこの状況から考えると開催の可能性は五分五分かなと思いますが、なんとか終息して、オリンピックが開催され、世界中の人々に笑顔が戻る日が来ることを祈るしかありません。

来年こそ皆様にとっていい年になりますように。 

唐突ですが、菅総理にハグされました。
菅総理は小柄で痩せていていいおじいさんという感じでした。
なぜか「立派になられましたね」 と声をかけられたことを覚えています。

もっともこれは僕の夢の中の話です。
何で菅総理が登場したのでしょうかね?
さっぱりわかりませんが、毎日のようにニュースなどでお顔を拝見しているからでしょうか。 

非常に穏やかで優しそうな方でしたが、腹の中には何か持っているという感じがしました。
勝手な推測で申し訳ないですが、イメージというのは怖いですね。

話題のgo toキャンペーンもようやく一時停止の発表がありました。医療崩壊と経済活性化の狭間で非常に難しい判断が続いています。自治体の知事さんも含め政治家の方々はこの1年は休まる暇がなく大変だったと思います。過去形ではなく現在も進行形ですから、まだまだ予断を許しません。

この状態を早く終息させ、来年は明るい年になるといいですね。

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