舘祐司の気ままなブログ

2019年05月

前回のボブ・ディラン「風に吹かれて」を世に知らしめるきっかけとなったのが、フォークグループ、ピーター・ポール&マリーの3人です。通称PPM(ピーピーエム)と呼ばれています。

そのPPMが1963年にリリースし、全米2位と大ヒットした「パフ」を紹介します。
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彼らは、1961年にアメリカで結成され、ボブ・ディランとともに世界のフォーク界に最も影響を与えたと言われています。
彼らは、人種差別やベトナム戦争など、当時のアメリカ政府に対するメッセージ色が強く、プロテスタント・ソングなどとも呼ばれ、日本のフォークミュージシャンらにも大きな影響を与えました。
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3人が織りなす美しいハーモニーのコーラスグループという印象が強いですね。
英語の歌詞の意味が分からないので、そんな当時は反戦かなのか何もわからずただ聴いていました。

1960年代はアメリカはベトナム戦争で多くの若者が犠牲となり、大きな社会問題になっていました。それに対し、フォークやロックといった若者文化を盾にして、政治家たちに抵抗したんですね。

当時の若者たちは、ものすごくエネルギッシュでパワーがありました。
その先鋒に立ったのが、PPMであり、ボブ・ディランやジョーン・バエズらも音楽活動を通して訴えていました。
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紅一点のマリー・トラヴァースさんは2009年に白血病のためお亡くなりになられています。72歳でした。

さてグループ名のピーター・ポール&マリーですが、キリスト教圏のアメリカではポピュラーなファーストネームで日本でもおなじみかと思います。しかし、この名前はキリスト教でも特に知られた聖人3名のペトロ(ペテロ)、パウロ、マリアに由来する名前なんだそうです。メンバーのキリスト教信仰が強く反映されていますね。

「パフ」というのは、ドラゴンの名前です。少年ジャッキーとの交流と別れを描いていますが、戦争のため別れることとなったと反戦歌であるという説もあるようです。
曲を聴いている限りは、ほのぼのとしたイメージなのですが。

それではPPMで「パフ」をお聴きください。

久しぶりに名曲シリーズの邦楽編第5回目です。
今回はザ・スパイダースの「夕日が泣いている」です。
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(メンバーの皆さん、揃って夕日を見ているんでしょうか?)

前回のブルー・コメッツと同様にこの時代大きな人気グループでグループサウンズ界をけん引したザ・スパイダースです。この頃を知っている方には、なにも申すことはないと言ってもいいほど、幅広い世代から慕われたグループだと思います。それはなんと言ってもグループの看板だった堺正章と井上順のボーカルコンビの存在です。音楽の実力を持ちながら、コミカルな面も持ち合わせているというエンターテイメント性に優れたバンドでした。
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メンバービシッと決まっています、アニマルズみたいですね、影響を受けていたことが推察されます。

ザ・スパイダースはドラマーの田辺昭知が1961年にメンバーを集めて結成しました。まずはかまやつひろしに声をかけ、加入とメンバー探しを依頼したということです。井上堯之、大野克夫といったそののちも日本の音楽界をリードするメンバーがいたことや、堺正章、井上順というタレント揃いの珍しいグループでした。

1965年に「フリフリ」でデビュー。その後何枚か発表しますが、あまり売れませんでした。しかし、これまでの洋楽傾向のスパイダースサウンドから一転し、日本の歌謡曲に近い「夕日が泣いている」をリリースすると大ヒット、120万枚というビッグセールスになりました。作詞作曲は浜口庫之介さんです。レコードジャケットに「フォーク・タッチ」と記してあるところが笑えます。
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このヒットをきっかけに一躍スターダムにのし上がったのではないかと思います。

この頃の歌は、メロディもよく、覚えやすく歌いやすくていいですね。

僕は、当時井上順さんが結構好きで「あの時君は若かった」(1968年発売)のレコードを購入した記憶があります。
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グループとしては1971年に解散しています。
2017年にかまやつひろしさんが亡くなり、2018年に井上堯之さんがお亡くなりになっています。

それでは、ザ・スパイダースで「夕日が泣いている」をどうぞ。

まず300円ショップの存在をご存知でしょうか?
100円ではなく300円均一のお店です。

僕は少し前まで知りませんでした。ここ最近大人気だそうで、それに伴いショップの数もぐんぐん右肩上がりの状況ということです。

「3COINS」(スリーコインズ)「CouCou」(クゥクゥ)「ミカヅキモモコ」といったところが全国展開し、300円ショップの業界をけん引しています。
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(名古屋、大須店)


イオンなどショッピングモールでよく見かけるようになりました。


ではなぜ、100円ではなく300円なのでしょうか?

その成長を支えているのは、女性です。女子高生から20代30代の若い年齢層がメインターゲットとなり、爆発的に売れているようです。女性は「かわいい」とか「すてき」なものが大好きですよね。
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そういった嗜好に合わせて、100円ショップにはない、少し品質のいいものやデザイン性の高い品物で高い支持を得ているそうです。

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レンジガードですが、イラストが描かれていてホームセンターにはたぶんないですね。

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まくら干しネットです。これもイラスト入りでかわいらしく。

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ニット素材の服を干すのに便利です。野菜の乾燥などにも使えます。

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吸水キッチンマット。洗った食器の置き場所として重宝します。

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市販のカラーボックスに簡単に取り付けて使うことができる収納ラック。何となくおしゃれな感じがします。

また、「3COINS」(スリーコインズ)では品物の入替の速さが特徴的だそうで、年間通して並ぶものはほんの一部で、毎週のように新商品が何百種類単位で店頭に並ぶんだそうです。

商品企画は女性中心のスタッフとか、ちょっとオタク向けの「うちわカバー」なるものは、昨年大ヒットしたそうです。コンサートによく行くスタッフの提案を商品化したそうで、実にマニアックです。
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先ほどの3社のホームページを見ると、若い女性がターゲットだと一目瞭然でわかります。
女性の雑貨好きというところに300円というプライスがうまくマッチしたのですね。500円だとなかなか買いにくいそうです。また、100円のチープさとは一線を画す、ちょっと自己満足に浸れるところがいいんでしょうか。
また、若い女性の多くはお気に入りのものを購入するとSNSで拡散してくれます。勝手に宣伝してもらえるわけですから実にありがたいことですね。


最近の動向として、100円ショップは軒並み頭打ちで業績が伸びていないようです。そレも関係してか100円ショップ大手のダイソーも300円業界に参入している模様です。

今後どうなっていくのでしょうか。
300円ショップの勢いはまだまだしばらくの間、衰えることはなさそうです。


先日スーパーで、そら豆が売られているのを見つけ、買って食べました。
今シーズン初めてです。ちょうどこの5月頃からが旬の季節なんですね。
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僕は塩ゆでしたそら豆が結構好きです。この時期になるとたまに食べたくなります。
何気ないそら豆なんですが、調べてみると面白いことがわかりました。

まず、地中海、西南アジアが原産国と推測されるとありました。そして古代エジプトやギリシャ、ローマにおいて食されていたそうです。紀元前3000年以降中国に伝播し、日本には8世紀ごろ渡来したと言われているようです。とても歴史ある食材なんですね。

和名の由来ですが、さやが空に向かって付くためだそうです。
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「空豆」ってことですね。とてもわかりやすいです。ほかに「蚕豆」や「天豆」という字をあてられる場合もあるようです。理由はさやが蚕の形に似ていること。「天豆」は酒処などで用いられることがあるんだそうです。

そら豆の花弁には黒い点があります。それが死を連想させるということで古代ギリシャ人はソラマメを葬儀に用い、不吉として嫌われることもあったんだそうです。
また、古代ローマ人は葬儀に用い、葬儀の際の食事にも供したとされています。
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そら豆と葬儀にそんな関係性があったなんて、おそらく我々日本人はほとんど知らないことでしょうね。花弁に黒い部分があるだけで、不吉だなんてそら豆としてもいい迷惑かもしれませんね。

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毎月1回、アップしています「招福ねこ歴」シリーズなんですが、なんと先月忘れてしまいました。

それで、今5月なんですが、4月のカバ丸くんをお届けします。すみません。

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4月と言えば、やはり桜ですね。満開の桜の木の下で、みんなで楽しそうに踊っています。
この桜の木はたいそう立派です、枝が折れてしまわないように下から棒で支えています。

4月の初めに、会社のメンバーと近くの公園で花見をしましたね。あれからもう一月半も経ちました。
月日の経つのは早いものです。

季節外れですみません。

5月は忘れないように、また近いうちにアップしたいと思います。


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