15日夜、二次ラウンドの2戦目、強敵イタリアとの1戦が名古屋で行われた。日本はセルビアに敗れており勝ち残るにはどうしてもイタリアを倒さなくてはいけない試合だ。
2セットずつ取り合いフルセットまでもつれ込んだ。
前日のセルビア戦とは打って変わり、拾って拾ってつなぐ日本の得意のバレーがこの日はしっかりと機能していた。
奥村選手がイタリアのエゴヌ選手の強烈なスパイクを顔面に受けながらも、コートに立つ姿には感動させられた。
イタリアチームはここまで一つも負け知らずで勝ち進んできた。この大会最も好調なチームである。2セット落としたのは初めてで、いかに日本が粘ったかがうかがえる。
最後のセットももうあと1歩というところまで追いつめたが、最後は力尽きてしまった。
敗れはしたものの本当に惜しい試合で、見る者を楽しませそして感動させてもらった。
ベスト4が手の届くところまで来ていただけに、ちょっと残念な気もするが今の実力と認識し、世界のトップレベルの壁は高かったということだ。
イタリアのエゴヌ選手は19歳というから、末恐ろしい存在だ。今後、手ごわいアタッカーとして世界のトップチームに脅威となることは間違いない。日本の黒後選手も20歳と同世代だけにもっともっと実力を伸ばしていかなければ、メダル争いの仲間に入ることができない。
この大会で日本女子バレーボールチームの実力が世界のベスト6以内に位置することが分かった。
身長差でハンデがあることを考えると非常によく頑張っていると思う。
2020年にはもう1段階高みに行けるよう期待してしまう。