舘祐司の気ままなブログ

2018年09月

今回の研修会の地は三重県四日市市です。名古屋からは車で1時間ほどで来れますのでほぼ地元のようなものです。

今回は全互連の公開理事会と合同開催ということで、中部ブロック以外の全互連の理事の方々もお見えになり通常とは少し違った雰囲気の中開催されました。

懇親会の冒頭のご挨拶は全互連会長の杉山社長さんです。
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続いて中部ブロック長の武智社長さんからも一言お話がありました。
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乾杯の御発声は佐久間社長さんだったのですが、懇親会が始まる前に、社長から乾杯のシーンの写真撮影を頼まれ 、カメラマンになっていたため、この写真は佐久間社長さんのブログに掲載されています。

8月から新たに全互協の会長に就任された山下社長さんにサプライズでプレゼントがありました。
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懇親会の締めは土田会長です。
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都ホテルに移動して、二次会がありました。
よくカラオケ大会になるのですが、今回はそれはありませんでした。カラオケが無いと会話が途切れることなく弾みます。今回は特に中部ブロック以外の方もいらっしゃるので、この方がいいように思いました。
佐久間社長さんと久しぶりに記念の2ショットです。 
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翌日は四日市市にあります、グレイスヒルズカントリー倶楽部にてゴルフコンペです。
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本当に美しいコースです。しかしコースの幅が狭くショットの正確性が問われます。優しいコースではありません。「美しいものには棘がある」ということわざ通りです。

クラブハウスです。
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そしてパッティングの練習場です。
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松嶌社長さんから、今日のルール説明を聞いているところです。
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そしてスタートしましたが、最初のホールで幸先よくパーが取れました。続く2番もまたパー、そして3番もパー、 えっ?どうなってるの?…次の4番でもパー??本人が一番驚いています。年に一回くらいこういうこともあるんですね。結局このハーフでパーを6個取り、4オーバーで上がりました。噛み合うとビッグスコアが出ます。しかし喜びもつかの間で後半は大失速し50、結局は90で終わりました。なかなか80台は出ません。
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最後は表彰式です。栄えある優勝に輝いたのは仙台から参加したM社長さんでした。85という堂々たるスコアでした。おめでとうございます。

三重平安閣のスタッフの皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。

 

先日知人とある串焼きで有名なお店で食事をする機会がありました。

通された席はテーブルが4,5卓ありカウンターとは壁で仕切られています。とはいっても出入りするところはオープンで完全に閉ざされているわけではありません。

そこが一つの空間になっていると思っていただければ結構です。

そこで7~8人ほどのグループがいました。お酒がある程度進んでいたのでしょう結構盛り上がっていました。かなり声がうるさく聞こえます。知人の声が聞き取りにくい状態です。お互い聞き直すようなことを繰り返すはめになりました。
そうなるとせっかくの美味しい料理も台無しになってしまいます。店の方に席を替えられないか聞いてみましたが、あいにく満席で断られました。心の中でこの店はもう二度と来ることはないだろうなと思いました。

このような音の問題は居酒屋さんなどでよくあることなのですが、店の内装がかなり関係しています。音は堅い材質の素材には強く反射します。これを「反響」といいます。例えば床が板張りの部屋と絨毯の部屋で手をパンと打ってみると違いがよく判ります。

先ほどの店のように壁で空間を仕切ると反射する距離が近くなりその中で壁、天井、床など反射を繰り返すことになり、いわゆる「残響」という状態になります。残響が多くなると騒音に感じます。
こうなると会話が聞きづらくなるため、自然に声が大きくなります。ますます騒音の度合いが増幅しその空間では「うるさい」状況になります。
皆さんもおそらくそんな経験が一度や二度あるかと思います。

そもそもなぜ残響が生まれるのか。ということですが、目の前のスピーカから音が出るとします。そのスピーカから出た音が直接耳に届く音を「直接音」といいます。その音が壁に反射してから耳に届く音もあります。それが反射音です。さらに天井に反射したのち壁に反射して耳に届く反射音もあります。
この3つの音は元々同じ音ですが、耳に届くまでのわずかな時間差が生まれます。この時間差がいわゆる「響き」と感じられるわけです。
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残響がうまくいかされている空間といえば教会があります。讃美歌を歌うコーラス隊の声やパイプオルガンの荘厳な響きなど教会内の残響効果がとても有効です。ただし牧師さんの肉声はその響きが災いし、やや聞き取りにくい状況になります。

例えばトンネルの入り口と出口に立ち、そこで会話をする状況を思い浮かべてください。残響が大きすぎてほとんど会話になりません。
逆に、ホテルのラウンジを思い浮かべてください。天井が高く壁の仕切りもありません。床には毛足の長いじゅうたんが敷かれています。
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とても静かで、小さな声で話しても十分に会話ができます。ほかの席のコーヒーカップを皿に置くわずかな音でも聞こえます。こういう空間では残響がほとんどない状態です。

先ほどの残響が多い空間を改善するには音の反射をできるだけ抑えることが重要になります。簡単な方法として壁や天井に布製のものを取り付けます。カーテンなどを利用するといいです。テーブルには布製のクロスを敷くのも効果的だと思います。

事務所の天井などで虫が食ったような変則的な穴が無数に空いている白いボードを見かけたことありませんか。実はこの「虫食い」に音を吸収する効果があるのです。むやみな反響を抑えてうるさくならないようにできているのです。

商業空間を設計する場合、ほとんど見た目のデザインに意識が強くなることが多いです。ほとんどのところで「音」や「残響」に関して意識されるところはないと思います。ですから先ほどの虫食いボードなどは商業的なデザイン優先の場所では使われることが少なくなってしまいます。

「音」や「残響」のことを意識して設計される場所はせいぜいコンサートホールや特殊な無響室、あるいは音楽スタジオのようなところくらいです。残響が極力出ないように設計されています。
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ついでに言うと、残響を電気的に作ることは可能ですが、消すことはできません。カラオケのエコーなどは電気的に残響を作っている身近な例といえます。一つの音の残響は心地いいのですが、複数になると不快に感じます。

さきほどの例のように、うるさく感じると食事も美味しくいただくことができません。目には見えない「音」や「残響」のデザインも、空間設計には大切な要素だと思っています。




先日のことです。仕事帰りの帰り道、女子中学生がスマホで何か撮影しているところに出くわしたのです。何だろうと思い振り返ると・・・
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思わず「わー」って声を上げそうになりました。
素晴らしい夕焼けで空が染まっていました。

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夕焼けはきれいなんですが、電線や電柱が無粋ですね。

邪魔物がないところまで少しずつ移動して、またパシャリと。
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よく見ると雲の存在が光と影のとってもいいアクセントになっています。
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少し角度を変えると青い空が見えていました。色のコントラストがとってもきれいです。
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タイトルに書いたようにこれぞ「夕焼け」だなあと感じました。
こんなにまじまじと夕焼けを見るのも珍しいことです。それくらい感動的でした。

太陽が沈む前のわずかな時間のショータイムです。これもまた自然が与えてくれる恩恵ですね。

名古屋市営地下鉄の棚上広告に、ひときわ異彩を放つ広告がある。それは「車内の金城学院大学」シリーズだ。

以前にもブログで紹介したことがあるが、本当に一服の清涼剤のような存在に思える。
先日もたまたま地下鉄車内で見つけた。それが「音楽にも『文法』がある?」だ。
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音楽が好きな方は世の中にたくさんいる。しかし、それを創ることができる人はごく限られたわずか人達だ。
ドレミファソラシドの音符が並んでいる楽譜など見ても素人の我々にはさっぱり理解できない。
しかしその中にも、文章でいう文法のように、決まった法則があるという内容だ。

当たり前のことだが音符がただ並んでいても音楽にはならない。和音も決まった音同士でないと美しい音にはならない。
そういった法則に従った音の配列によって、美しいメロディーが生まれそのメロディーに歌詞が乗って素敵な曲が誕生する。
音楽的な才がある人にとってはそれほど難しいことではないのかもしれないが、素人には絶対にまねできない領域だと思う。
メロディーは音楽的な才能が必要だが、詩の部分はまた別な能力のように思う。作詞作曲を一人で行う人はその両方の能力を兼ね備えているということになる。

そのようにして、創られた音楽である人は癒され、ある人は感動する。
音符たちが集まって、作曲家の魔法がかかると素晴らしい音楽に変わる。なんて素敵なことなのだろう。

この「車内の金城学院大学」シリーズも同様に素敵な企画だと思う。







JRが運行している名古屋の「あおなみ線」をセントレアまで延伸を名古屋市が検討しているというニュースが流れた。

現在「あおなみ線」は名古屋駅から金城ふ頭までの間をおよそ25分ほどで結んでいる。
大体15分間隔で運行している。

中部空港の第2滑走路建設計画への期待が高まっており、実現すればリニア中央新幹線とともに外国人観光客の大幅増が見込まれているという。
そうなると現在空港への鉄道アクセスは名鉄のみで、今後の需要増に対応できなくなる可能性があると懸念の声があるようだ。

この話が出てくるベースはおおむねそういう事のようである。
しかし、いささか疑問に思うことがある。
まず一つ目は、名鉄はセントレア向けに特別急行列車「ミュースカイ」を走らせている。名古屋駅からセントレア駅までわずか28分で運んでくれる大変便利な列車がある。あおなみ線だといったい何分かかるのだろう。現在あおなみ線はいわゆる普通電車しか走っていない。始発駅から終着駅まで25分の距離だから必要ないのであろう。しかしこれが延伸となると一気に倍以上の距離になる。快速や特急電車を設ければいいと思われるかもしれないが、追い抜きが可能なように線路を敷設することができるのか。簡単な話ではないように思われる。

二つ目に、名鉄は「金山」という大きなターミナル駅を通過する。この駅はJR、名古屋市地下鉄との乗換駅で毎日多くの利用客でごった返している。また、豊橋など三河地方からは神宮前駅で乗り換えることでとてもアクセスがよい。しかし、あおなみ線はそういう乗り換えの駅が一つもない。ようは始発の名古屋駅しか乗り換えする駅がない、名古屋駅であれば名鉄もあるのであえてあおなみ線を利用しようと考えるのだろうか。
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そして三つ目に、名鉄は岐阜、新鵜沼、新可児といった駅から直通でセントレアまで来ることができ、岐阜や一宮といった尾張地区からのアクセスが抜群にいいのだ。その方々はわざわざ名古屋駅で乗り換えるということはあり得ない。ついでに言うと、この図のようなルートであれば東海市辺りから名鉄と並走している。となるとここから南の方はどちらかに分散することになりどちらにもデメリットになってしまうのではないか。
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以上のことから、あおなみ線を利用される要素が見当たらないのである。以前のように国営の国鉄なら不採算を覚悟でやるかもしれないが、今は民営の会社で当然採算性の問題が出てくるだろう。

そう考えると、この計画はとても実現性に乏しいのではないかと思う。






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