舘祐司の気ままなブログ

2018年08月

体操の女子選手が、日本体操協会の重鎮らを相手に暴露会見を開き、また大きな問題が沸き上がりました。
今回は、会見の冒頭で勇気をもって真実を述べたいと断り、いろんなことが露呈しました。ただこの段階では、選手からの一方的な見解であり、言葉の断片だけで考えるとやや偏見の可能性もあったと思います。
しかし、そのあとの協会側の対応のまずさがひどかったです。弁護士の方が横からささやきながらの会見はみっともないですね。
そして、パワハラを指摘された協会副会長は選手の会見をすべて聞いたと断ったうえで「すべてウソだ」と言い切ってしまいました。
また、その妻である強化本部長は「もう黙ってないわよ」「金を使ってでも勝ちに行く」ともう完全に敵視されています。
本来選手を守り、育てていく立場の方が公にこのような発言をされるとは驚きです。
ほかの選手たちはどんな気持ちでこの発言を聞いたことでしょう。

その反対に、副会長である具志堅幸司氏のメディアへの対応がとてもよかったと高評価を得ています。
どちらに加担するわけではなく公正な立場で冷静に言葉を選びながら対応していたということです。

普通に常識的に考えて、18歳の一選手が公にあのような大々的な会見を開いてウソを述べるでしょうか。私には到底考えられません。嘘と言うよりも取り方の違いだとか、勘違いだとかそういう事はあっても不思議ではないので、そんな言い方でまずは冷静に対応されるべきではなかったかと思います。

次々に日本アマチュアスポーツの協会幹部の闇が暴かれます。もしかすると、まだまだあるのかもしれません。悲しいことです。旧態依然としてやっていては、明るい未来はやってこないでしょう。世界から取り残されるだけのように思います。

体操界のOBらもそのような噂はちらほらと耳に入っていたが、権力が大きすぎてなかなか声にする者がいなかった、と言っています。この構図はボクシング協会と同じです。
女子体操の先輩らが宮川さんを応援したいと声を上げていることが、「何をかいわんや」ということです。
皆何かしらで体験したり、知っていることがこれまで闇の中に葬られてきた可能性が強いです。

強化本部長がマスコミにこう言い放ったそうです、「正義は勝つ」と。
まったくその通りだと思います。そして真実は一つしかないはずです。

2年後には東京オリンピックが開催されます。
今のうちに膿を出し尽くしましょう。まだ間に合うと思います。
とにかく選手が気持ちよくトレーニングできる環境を作ることが、協会の方々の仕事だということを再認識していただきたいと思います。精神的に追い込むなど真逆の行為です。
それができない方は、その立場にいる必要はないと思います。
特にオリンピックは国を挙げての大イベントです。選手に気持ちよくベストパフォーマンスを出してもらうように関係の方々にはどうか最大限努力していただきたいです。


全中協の総会が、埼玉にありますステラ・デル・アンジェロにて開催されました。

今期より新しく理事長に就任されました大石社長さまのご挨拶です。
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そして前理事長、小泉社長さまの乾杯の音頭で宴会の開始です。
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サッカーボールを使ったリフティングの妙技を中心とした余興もあり、賑やかに宴が進み二次会は3階の会場に移動して行われました。

明けて翌日は観光組とゴルフ組に分かれてレクリエーションの日程です。

ゴルフ組は、バスで埼玉県熊谷市にあります太平洋クラブ江南コースに移動します。およそ1時間半ほどで到着しました。
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このクラブは2015年に日本プロゴルフ選手権大会が行われたことのある名門コースです。
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クラブハウスからコースを見た風景です。
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この景色を見ただけで普通のコースとは違う雰囲気が感じられます。

スタート前に簡単なルールの説明です。
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8月にしては気温が低く、風が吹くと涼しく感じます。ただ湿度が高いため汗が止まることはありません。

とにかくフェアウェイの芝が素晴らしいです。密度が高くディボットもほとんどありません。ただしその分ラフの芝も長めに刈ってあり、入れてしまうとまともに打つのにはテクニックを要求されます。
また、随所に木が多く設置されていて林の中に入れてしまうと次のショットはフェアウェイに出すだけになり、結局1打罰のような結果となってしまいます。つまりこのコースは距離を欲張らず徹底的にフェアウェイキープすることがスコアメイクにつながります。
中でも印象的なホールはインの16番、ティーショットから池越えですが、セカンドショットもまた池越えとなります。2打連続で池越えショットというコースはなかなか珍しいと思います。このホールはすんなり終えるか大叩きしてしまうかで明暗が分かれるということです。

プレイを終えた後にスパイクシューズに着いた草や泥などをエアで落とすところがあります。どこのゴルフ場でもある設備ですが、ここは椅子が用意されており楽にできます。椅子が置いてあるのは初めて見ました。
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最後に表彰式が行われ、生えある優勝は高野常務さんでした。
コンペで優勝するのは初めてのことだと優勝の弁です。おめでとうございました。
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大石理事長の締めで滞りなく終了しました。
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 株式会社セレモニーの関係者の皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。
さてこれから、名古屋まで帰ります。 

えーと、邦楽編の2回目になります。
前回沢田研二の「時の過ぎ行くままに」 を紹介しました。
時を50年前に戻します。僕が小学生の時、グループ・サウンズのブームがありました。
海外では、ビートルズが圧倒的にヒットチャートを独占し、「柳の下にドジョウ」とばかり、モンキーズが登場しグループで演奏して歌うスタイルが時代を作っていました。そんな理由からブームが起こったと思います。

その時、ジュリーこと沢田研二のタイガースと人気を二分していたグループがショーケンこと萩原健一がメインヴォーカルのテンプターズでした。
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そのテンプターズの代表的な曲がこの「エメラルドの伝説」 です。彼らの3枚目のシングルです。
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ショーケンもジュリーも二人とも若いのに何か色気があって、子供の僕にはとても大人びているように見えました。
ショーケンはハスキーヴォイスがどこか神秘的でとても素敵でした。

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テンプターズの2枚目のシングル「神様お願い」のシングルは持ってましたね。

タイガースもテンプターズもどちらも好きでした。
しかし、この人気も長続きせず結局1970年に解散しています。この頃になるとグループサウンズのブームも収束してきたのですね。

萩原健一さんは皆さまご存知の通り、のちに俳優に転向され大活躍されました。
なかでも「傷だらけの天使」は最高にかっこよかったです。
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水谷豊との名コンビや指令を出す岸田森さんや岸田今日子さんなど脇もバッチリと名優が揃ってました。
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特に水谷豊との迫力ある演技には、目を見張るものがありました。
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「エメラルドの伝説」 は好きな曲で、カラオケで何回も歌ったことがあります。

この邦楽の名曲シリーズ、しばらくはグループサウンズを続けましょうかね。

それではテンプターズで「エメラルドの伝説」をどうぞ。






 

数カ月前に車のドアをこすって傷つけてしまいました。結構痛々しいです。
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まさか自損事故などするはずがないと思っていたので、車両保険は加入していません。
何年も車に乗っていますが、こんなことは初めてのことです。今年になってアクセルとブレーキを踏み間違えたのも、初めてのことなのでそういう事が増えてくるのかもしれません。あまり認めたくないですが…

見積もりを取ると、な、なんと18万円とのこと。ドア1枚取り替えになるそうです。車の部品代って結構高価ですね。改めてそう思いました。
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いやあ困ったなあということで、トヨタのディーラーに勤務している友人に何かいい方法はないかと尋ねると、中古の部品が出たら安く済むとのこと。迷わずそれを待つことにしました。

待つこと数ヶ月、ようやく待望のドアが見つかったと連絡があり、即修理。修理費は1万5千円で済みました。
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新品の10分の1以下です。少し細かな傷がありますが、そんなのノープロブレムです。
いやあ、本当に感謝してます。I君ありがとうございました。
持つべきものは良き友達です。
また何かでお返ししなくちゃ。

久しぶりに本のブログを書きます。
振り返ると今年の3月に 「定年ゴジラ」をアップして以来となります。
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ここのところなかなか読書タイムを取ることができずに、この本を読み終えるまでに相当な日数を要してしまいました。途中で話の筋が頭から離れてしまい、少し前に戻りつつなんとか読み終えました。

さて 「カレイドスコープの箱庭」ですが、「バチスタ」シリーズあるいは「東城大」シリーズの最終章となります。「チームバチスタの栄光」から実に7作目となります。

今回も高階病院長から不定愁訴外来の医師であり、リスクマネジメント委員会の委員長である田口医師に無理難題(?)のお願いから始まります。

今回は先日亡くなられた患者さんを肺がんとしたのが、誤診ではないかという疑いがあるため、調査を依頼したいということでした。内部告発から検体の取り違えの疑いが出ており関係者に聞き取り調査をすることになりました。
ことがことだけにあまり公にしたくない、内密に実態を解明せよ、という指令です。医療ミスとなれば大ごとになる、そうなる前に手を打っておかなければいけないというわけです。

田口医師が聞き取りを始め、ある検査技師の検体の取り違えが濃厚である、というところに行きつくのですが、どうもいまいち釈然としません。するといつものようにと言うか、お約束通りというか、厚生労働省のはぐれ技官、火食いどりと呼ばれる規格外役人の白鳥圭輔が登場します。
田口医師はまた現れたかと気が重くなります。実は高階病院長の差し金だったのです。

二人のやりとりは相変わらずの面白さ、一見的外れのようでしっかりと真髄に切り込んでいく白鳥は、いつもながら切れ味鋭いです。


ストーリーの中身をあまりお話ししてはいけませんので、これくらいでやめておきます。

読み終えたあと、付録で「作品相関図」というのがありました。
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これは海堂尊ファンにとっては、とてもいいプレゼントではないでしょうか。いやまず僕にとってとてもありがたいです。以前にも書きましたように、海堂尊氏の小説は同じ登場人物が多数の作品にまたがって登場します。時には時代をさかのぼり、若かりし頃の物語があったり、それはうまく構成されています。
ただ、作品が多すぎて関係性や時系列ががだんだんとよくわからなくなってきます。この相関図は一目でそれを解決してくれます。
今のところ、ここに載っている26作品中17作品は読破しました。あと9作品読めば全巻達成となります。ま、単なる自己満足に過ぎませんが。
他にも、「桜宮市年表」なるものが掲載されており、これまで桜宮市でおきた出来事が時系列でわかりやすくしてあります。
また、「放言日記」では海堂尊氏のデビューから10年間の歩みがまとめられており、これまたファンにとっては興味深いものになっています。

作品そのものも楽しめますが、この付録も楽しめるようになっており、ちょっと得した気分になります。

P.S>
先日、有川浩氏の作品をまとめて買い込んで来ましたので、今後しばらくは有川作品をアップすることになりそうです。いつになることやらわかりませんが、ボチボチと気ままにやらせていただきます。



 

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