今回ご紹介するのは、「ロール・オーバー・ベートーヴェン」マウンテンです。
前回のハードロックの王、ディープ・パープルに引き続き、今度はアメリカを代表するグループです。
この曲は、ご存知ロックンロールの代名詞とも言われるチャック・ベリーが1956年に発表したカバーです。
多くのミュージシャンにカバーされており、あのビートルズのヴァージョンもよく知られています。
ちなみにこの「ロール・オーバー・ベートーヴェン」の邦題は「ベートーベンをぶっ飛ばせ」です。
なかなか過激ではありますが、見事な訳だと評判です。
マウンテンはアメリカのハードロックバンドです。巨漢ギタリストのレスリー・ウェストとベーシストのフェリックス・パパラルディが出会ったことからこのグループが生まれました。
パパラルディはあの伝説グループ、クリームのプロデュースを手掛けていたことで知られています。
1969年に開催されたウッドストック・フェスティバルに出演したことから注目されました。
初めてこの曲を聴いた時、あまりの音の分厚さに驚きました。当時ヘヴィロックという言葉がありましたが、まさにその代表格だと言えます。グランド・ファンク・レイルロードとともにパンチのあるロックバンドです。
この曲は彼らのサードアルバム「悪の華」に収録されていますが、シングルカットはされていないようです。当時はラジオでよく聴きました。日本ではかなりのセールスを記録したと記憶しています。
それでは「ロール・オーバー・ベートーヴェン」マウンテンです。